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8000形
1956年から大量に導入された一時の都電の主力車両であり、当時老朽化が深刻であった木造車の代替を目的に登場しました。一時の主力だった割に現存する車両が殆ど無い理由は、この車両が安価で製造された車両であった為。導入時点で都電は縮小傾向、遠からず廃止される構想が練られていた為、安価で大量に製造できる(その代わり長持ちしなくても別に構わない)車両として導入された為。その為、老朽化が早く中々保存も難しかった、という事情があるようです。安価故に重量も軽かったことから速度は出た物の乗り心地は今一つだったそうな。
そんな8000形の保存車は2両が存在しており、うち1両が勝田台駅付近で個人経営のカフェとなっていて有名でした。しかし現在は閉店となり、その後は町内でイベント用に所有されています。イベント開催時以外に立ち入ることは出来無い為、外から見える範囲を見るに留めましょう。
左写真は勝田台駅付近の8053号。
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