各国からの旧式の輸入機関車が多数在籍していた西武鉄道において、機関車の一新を目的として1986年に登場したのがE31形で、台車は国鉄80系の廃車発生品、主電動機は351系からの流用で、機関車の台車をはいていないことから腰が低いスタイルになっていたのが大きな特徴。見た目の違和感をなくすために車体下部が黒く塗装されてごまかされていたのも見た目上の大きな特徴でした。こんな特異な車両の故、そこまで出力があるわけではなかった模様。
甲種輸送の牽引などに用いられていたものの、2010年に運用を終了。以降同様の役目は新101系の263F(4Mの強力編成)に受け継がれており、4両が在籍していた同車は1両が西武鉄道で保存、3両が大井川鉄道へと譲渡されました。
上写真は横瀬車両基地にて。
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