701系列の増結用として1964年に411系として登場した車両で、1964年の登場でありながら吊り掛け駆動となったのが大きな特徴でもありました。その為、性能的にはそれ以前に製造されていた451系や551系と全く同一で、見た目も451系に準じています。1978年以降に高性能化が施されて「401系」となりました。以降は701系列とほぼ同等の扱いとなり、新2000系・6000系・9000系に置換えられる形で、1996年までに引退しています。
そんな401系は、20m3扉で2両編成である上に高性能改造後の経年が浅い事から地方私鉄によって非常に使い勝手が良く、結果として多くの事業者に譲渡されることになりました。上記の写真は2011年に近江鉄道の彦根駅構内に停泊していた編成で、恐らくは部品取りとして残っていたものと思われます。
上写真は429F、彦根にて。
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