101系
1976年に製造が終了し、以降は2000系を増備していた西武鉄道ですが、1979年より101系の製造を再開することになり、製造期間が空いた事から従来の101系とは大きく仕様が変更されることになりました。その為、走行機器的には同一で同一形式ではありますが「新101系」として別物として扱われることが殆どです。

2連、4連、8連と幅広い仕様が存在し、このうち8両編成(登場時4連→後に中間4両を組込)は番号が300番台に飛ぶことになり、その為通称「301系」と呼ばれます。8連である事以外には特に違いはありません。

現在、本線系統の運用からは全て撤退しているものの、更新&ワンマン対応化の上で多摩湖線、多摩川線で用いられています。これらの編成では数多くの特別塗装が施されているのが特徴で、従来通りの黄色一色を維持している編成は1本のみ(2020/4現在)となっています。

また、廃車になった101系統は過去に401・701・801系を譲渡した各事業者に後継車として送り込まれている事が多く、西武鉄道以外ではまだその姿を多くみる事が可能となっています。

上写真は301系の1301F、中村橋にて。
簡単な年表
1979年 登場
2005年 スカート設置開始&一部編成の更新開始
2012/12 ワンマン対応車を除き引退。
最終更新:2020/11/2
【編成】263F(4枚)、1245F,1257F(2枚)、1251F(1枚)、1259F,1261F(3枚)を追加。
編成不明を2枚追加、準急池袋を置き換え。
【形式別】クモハ291を追加。
【Others】車内(更新)を置き換え、製造表示を追加。
【行き先】西武遊園地、東村山、西武園を追加。
【走行音】西武遊園地〜萩山3点、西武園〜東村山を追加。
【車両の音】車載発車放送を置き換え。
【風景】2枚追加。



2010年から多摩川線に導入された新101系は、黄色一色のイメージを覆す真っ白な姿で登場し、良くも悪くも話題となりました。当初これらの編成には沿線の小学生から募集した四季をイメージしたイラストをラッピングし、春夏秋冬それぞれ1編成ずつが登場する形となったのですが、その後も白い101系は増え続け、多摩湖線でも運行されるようになり、春夏秋冬編成もラッピングが解除されるとただ真っ白な姿になり、何だか不思議な状態が続くことになったのでした。

撮影地:武蔵境
そんな状態の新101系は特別塗装の母体にし易いのか、近年では様々な特別塗装が施されています。2017年、伊豆箱根鉄道の創立&西武多摩川線の開業が100周年を迎えたことから、1249Fが駿豆線の1300系と同じ塗装になりました。

撮影地:武蔵境
1247Fは、2017年12月より、西武鉄道の旧標準色である「赤電」カラーに変更されました。縁取りの部分は新101系の黒を残しても良かったのでは、と個人的には感じますが。

撮影地:武蔵境
2018年3月からは、新101系登場当時のツートンカラーを1249Fで復刻することになりました。前面の縁取りも黒ではなくベージュとなっています。

撮影地:武蔵境
1249Fがツートンカラーになってしまったので、これと入れ替わりになる形で1261Fに駿豆線カラーが施されました。1249F当時は厳密には駿豆線の塗装と違っており(前面の青帯の処理が若干異なる)、こちらの方が忠実に再現できていると言えます。

撮影地:武蔵境
さらに2018年には近江鉄道の開業120周年を記念し、1251編成が近江鉄道100形の塗装に変更されました。このように、白色の車両が多い多摩川線/多摩湖線では塗装なんてあってないような物なので、近年は特別塗装の車両のオンパレードとなっています。今日は何色の列車が来るのかが楽しみになりますね。

撮影地:武蔵境
263Fは4両全てがモーター車という強力な編成で、E31形の引退後の甲種輸送などの牽引にも用いられており、半分事業用車の様な立ち位置となっています。そのため、今後置き換えが進むであろう101系において今後が読めない編成の1つでもあったりします。

撮影地:萩山


〜編成別〜
263F
西武遊園地行
萩山
国分寺行き
萩山
国分寺行き
萩山
国分寺行き
萩山
271F
除籍
急行 池袋行き
中村橋
277F
除籍
準急 飯能行き
練馬
1239F
除籍
各停 保谷行き
練馬
回送
所沢
1241F
各停 西所沢行
西武球場前
是政行き
多摩川線100th
是政
1245F
ツートン
各停 保谷行き
練馬
回送
多摩川線100th
白糸台
武蔵境行き
武蔵境
国分寺行き
萩山
国分寺行き
萩山
1247F
赤電
是政行き
白糸台
武蔵境行き
白糸台〜多磨
武蔵境行き
白糸台
是政行き
武蔵境
是政行き
武蔵境
1249F
ツートン
準急 本川越行
航空公園
武蔵境行き
「多摩川線&
伊豆箱根100th」

武蔵境
武蔵境行き
「多摩川線&
伊豆箱根100th」

武蔵境
是政行き
「多摩川線&
伊豆箱根100th」

是政
是政行き
「多摩川線&
伊豆箱根100th」

白糸台
西武遊園地行
萩山
西武遊園地行
萩山
萩山行き
萩山
萩山行き
西武遊園地
1251F
近江鉄道
準急 本川越行
航空公園

萩山
西武遊園地行
萩山
西武遊園地行
国分寺
1253F
武蔵境行き
多摩川線100th
武蔵境
武蔵境行き
武蔵境
武蔵境行き
是政
1257F
除籍
国分寺行き
萩山
国分寺行き
萩山
1259F
赤電
国分寺行き
萩山
萩山行き
萩山
回送
萩山
西武遊園地行
萩山
1261F
駿豆線
萩山行き
国分寺
国分寺行き
萩山
国分寺行き
萩山
国分寺行き
萩山
東村山行き
東村山
東村山行き
西武園
西武遊園地行
萩山
1301F
除籍
急行 池袋行き
中村橋
編成不明
急行 飯能行き
池袋
普通 豊島園行
池袋
準急 池袋行き
池袋
急行 池袋行き
練馬
普通 池袋行き
練馬
普通 豊島園行
練馬
普通 豊島園行
練馬
萩山行き
国分寺
急行 本川越行
西武新宿
急行 本川越行
西武新宿


〜ラッピング・ロゴ〜
西武多摩川線
開業100周年
西武多摩川線&
伊豆箱根鉄道
開業100周年


〜形式別〜
クハ1101
クハ1246(練馬)
クモハ101
クモハ291(彦根)


〜Others〜
ドア ドア 更新/LED有 ドア 更新 車内 更新 貫通扉 台車
車内行先表示表座席 更新 扉上案内表示パンタグラフ
シングルアーム
製造表示


〜行先表示〜
国分寺是政武蔵境 西武遊園地東村山西武園


〜車両の音〜
・新101系走行音

【多摩湖線】一橋学園→青梅街道(1分59秒)
【多摩湖線】西武遊園地→武蔵大和(2分9秒)
【多摩湖線】武蔵大和→八坂(3分12秒)
【多摩湖線】八坂→萩山(1分56秒)
【西武園線】西武園→東村山(2分56秒)

JRで言ったところの103系によく似た音…というより同じ音です。多摩湖線で活躍している新101系はワンマン運転に対応しているため、自動放送やドアチャイムが存在すると言った違いがあります。

新101系車両搭載発車放送

簡単なチャイムの後に放送が流れる仕組み。ワンマン区間ではほぼ必ず使用されるようです。
余談ながら、多摩湖線国分寺駅の発車ベルがこれと殆ど同じ放送だったりします。

6秒
新101系停車時ドアチャイム

ドアが開いている時に大体4秒くらいの周期で流れ続けるチャイム。簡単なものになっています。700系新幹線を筆頭に現在では多くの車両でこういったチャイムが流れますが、小田急VSE、700系新幹線、東武50000系統などで用いられているものとは音色が若干異なっています。

3秒


〜風景・並び〜
白糸台〜多磨 白糸台入間市〜仏子入間市〜仏子

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