日産ディーゼル UA / 佐世保市交通局

日産ディーゼルではバスの車種名は特に設けられず、この様な型式の記号をそのまま名称として長年使用していました。10〜12mの大型バスが「UA」と呼ばれており、歴史をたどると1973年に昭和48年排出ガス規制に伴って既存の4R/RR系をモデルチェンジして登場したのが最初になります。

また、日産ディーゼルは自社で車体を製造していなかったことから、長年にわたって富士重工や西日本車体工業を中心とした資本関係のない事業者で車体が作られていました。このため、どのモデルからどのモデルに変わった時にモデルチェンジとするのか、というのが曖昧で、モデルの何代目何代目とは言い辛いのが他のバスの製造会社と比べて分かりづらい所でもありました。2005年以降、社内のブランド仕様を統一するために「スペースランナーRA」の名称が設けられた為、それ以降とそれ以前でページを分割することとします。


上写真は市981、佐世保駅にて。

最終更新:2020/6/16 ページ構成の変更。



【写真】

・P-U/UA33/50系

1988年に、既存のP-U/UA32系のエンジンを新型モデルに変更した事により、P-U/UA33系へと型式が変更されました。この型式では高出力版のP-UA50系が設定されていましたが、そちらを路線バスとして採用した事業者は殆ど無く、その車体も7Eではなく7Bが用いられることが多かったようです。

佐世保市営バスでは、都営バスからの移籍車が存在していました。

【矢峰】市947
元 東京都交通局
佐世保200 か 121
P-U33K(富士重工)
商業高校行き
佐世保駅
商業高校行き
佐世保駅
【黒髪】市948
元 東京都交通局
佐世保200 か 122
P-U33K(富士重工)
九十九島水族館行き
佐世保駅
九十九島水族館行き
佐世保駅


・KC-UA460/521A系

1995年、平成6年排出ガス規制にU-UA440系を対応させた型式。U-UA440系のそれと同様、高出力エンジンを搭載した車両は型式が分けられ、521A系となります。1998年以降、ノンステップ車も設定されるようになりましたが、そちらは厳密にはKC-UA460A系となります。

この型式が退役した頃の東京都交通局は他社への譲渡を行っていなかったため、佐世保市営バスにいた車両は別の事業者から転入した車が多数となりました。

【江東】市976
元 江ノ電バス
佐世保200 か 408
KC-UA460HSN(富士重工)
東浜行き
佐世保駅
東浜行き
佐世保駅
【江東】市980
元 江ノ電バス
佐世保200 か 422
KC-UA460HSN(富士重工)
商業高校行き
石木ダム
佐世保駅
商業高校行き
石木ダム
佐世保駅
【江東】市981
元 江ノ電バス
佐世保200 か 423
KC-UA460HSN(富士重工)
B1系統
佐世保駅
B1系統
佐世保駅


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