1923年に10形の改造によって導入された除雪車で、いわゆる「ササラ電車」の元祖と言える車両。
もともとこのような木造車として登場したものの、後に一部の車両を除き鋼体化改造を施されて、現在も活躍を続けています。現役の車両に関しては1923年製というのが信じられないくらい近代的な見た目になりました。一応、今活躍しているササラ電車ももともとは↑の木造車だった、というわけです。
このササラ電車、冬に備えてササラを装備すると報道公開されてしまうほどの、地元で親しまれている存在。出動している姿を見たい人は、是非冬の札幌へ。動いてなくてもいいのなら電車事業所前駅前の車庫を覗いてみれば恐らく見える位置に停まっています。
上写真は札幌市交通資料館にて。
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