元々は熊本市交通局が1953年に170形として導入した車両で、2両のみの小世帯でした。熊本市電での活躍は僅か10年程度に留まり、1968年までに引退しています。この車両が当時の長崎電気軌道の主力だった200系統とほぼ同じサイズだった事から、木造車の置換えとワンマン化の推進の為に購入。1970年から運行を開始しました。
非冷房のまま改造されなかった事から営業から徐々に外れるようになり、1987年には2両いたうちの1両が除籍。一方、残った1両は動態保存車的な扱いを受けており、現在に至るまで籍を有しています。
上写真は1203号。長崎駅前にて。
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