1980年に導入された車両で、いわゆる「軽快電車」と区分されるタイプの車両の初の量産車となりました(ちなみに、試作的な存在となったのは広島電鉄の3500形ですが、運行開始はこちらの方が若干早かったそうです)。直角カルダン、空気ばね台車、電機子チョッパ制御などを採用。路面電車として斬新なことづくめとなったことが評価され、1981年にはローレル賞を受賞しています。見た目は地味ですがかなり画期的な車両だったわけです。
導入は2両にとどまり、他の車両と比べて整備が大変なことから、2010年3月に2002号が引退し、残った2001号も2014年3月で引退してしまいました。2000形より古い車両が山の様にいる中での引退は、何だか不思議な気分になります。
上写真は2001号。長崎駅前にて。
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