1976年に廃止された仙台市電のモハ100形を5両譲受し、西鉄北九州線100形の廃車発生品である台車と組み合わせた車両で、形式の由来は「【せん】だい」に由来する「1000」と、登場年度の昭和51年にちなんだ「50」を組み合わせた物、との事。
冷房改造が為されなかったことから徐々に運行から外れ、最終的に1051号が動態保存車として残ったほかは全て引退。その1051号車も動態保存としての維持管理が困難になった事から2019年3月末を以て引退してしまいました。
その後の1051は、展示物として700形が譲渡される予定になっていた西武園ゆうえんちに代わりの車両として譲渡され、都電の色で保存される、という不思議な状況になりました。2021年現在、1051を含めて4両が保存されており(1両は海外譲渡)、動態保存組の中では恵まれた形式だといえそうです。
上写真は1203号。長崎駅前にて。
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