テイチク(櫻井音楽工房) (JR東日本)

京都市営地下鉄東西線の発車メロディの制作で駅メロディ界隈に新出した櫻井音楽工房。JR東日本では、元々は新宿駅で発車メロディ黎明期から使われていたYAMAHAのメロディの放送装置更新で導入されたのが切っ掛けで、新宿駅にとどまらずJR東日本全域に広まった。曲そのもののジングルとしての出来が素晴らしく、氏の音楽から駅メロディの趣味界隈に入った人も多い事だろう。そのように、駅メロ界隈でも人気が非常に高く、それ故か氏の発車メロディのCDも複数発売されており、中には未採用曲もいくつか収録されているものもある。

尚、音源を作っている櫻井隆仁の会社が「櫻井音楽工房」で、そしてそれらの曲をCDとして出しているのが「テイチク」。双方どちらかの表記で表すのは誤記であるとされている事があるが、個人的にはどちらの表記としても別に間違いではなく、ただの個人の解釈違いに過ぎない程度の物に感じている(なので、両方の表記をタイトルに入れてみました)。

このページの最終更新日:2020/11/9

※駅メロディのページ全てに載せている諸注意。
【1】情報の信憑性については、それぞれのページの最終更新日で判断してください。
【2】この纏めを参照して収録しに行ってみて違うものが流れていた場合でも一切の責任は負いかねます。
【3】全ての駅の使用状況を網羅できている訳ではありません。特に、過去の接近メロディに関しては全てを把握するのはどれだけ調べてもまず不可能です。ご了承ください。
【4】この纏めにおいては以下の曲名は用いていません(正式な曲名と勘違いされるのを防ぐ為)。
・「近郊地域○○番」「音色Aa」等の「発車ベル使用状況」で使われている整理番号。
・「東上A」「はいいち」等の趣味人の間での俗称。
その為、「曲名不明 ○○」となっているものが多数存在します。多少見づらいとは思いますがご了承下さい。



【1】発車メロディ

曲名作曲者番号タイプ使用駅 備考
Airly櫻井隆仁-- 【中央・総武緩行線】新宿
【中央本線】石和温泉
【外房線】茂原 本納 八積 大原
【成田線】銚子
【総武本線】銚子
【川越線】川越
新宿に導入された各種音源の中ではシンプルな方にあたる一曲。新宿を除くとほとんどが千葉支社への導入となっており、分布の割に存在感は少ない印象。導入当初は「airy」と表記されていたことがあったが、正しくは「Airly」のようである。もっとも、どちらで表記しても意味は変わらないのだが。

収録は茂原が無難だが、意外と本納も"扱いさえすれば"最後まで流れたりする。
Bellの響き櫻井隆仁-- 【高崎線】岡部
【外房線】茂原 本納 八積 大原
【川越線】南古谷
岡部のメロディ化に際して導入された複雑怪奇な曲で、個人的には「ベル」らしさはあまり感じない。後にairyとセットで千葉支社の数駅に導入されたものの、全体的な分布は少なめ。収録はなんだかんだで岡部が一番楽かと思われる(南古谷や茂原は意外と苦戦する…)。
Cappuccino櫻井隆仁-- 【青梅線】
東中神 中神 昭島 拝島 牛浜 羽村 小作 河辺 東青梅 青梅 宮ノ平
日向和田 石神前 二俣尾 沢井
御嶽 古里 鳩の巣 白丸
【京浜東北線】
秋葉原 さいたま新都心
【常磐線】我孫子
【成田線】我孫子 布佐
【南武線】登戸
我孫子の放送更新で一気に導入された曲のひとつで、青梅線の放送更新に伴い統一メロディとして大量に導入された事でテイチク曲有数の勢力を持つことになった。意味はそのまま飲み物の「カプチーノ」。どことなくお洒落な印象がある。収録は駅員が喋って良いなら我孫子一択だが、それが嫌なら青梅線内のそこそこ主要の駅(羽村や河辺など)が良いかと。

採用駅が多いとはいえ首都圏には少ない為認知度はそれほどでもなかったが、後に秋葉原の放送更新で導入された為、現在は一般認知度も増してきたのではないだろうか。2022年には、青梅〜奥多摩間の車載メロディ扱いへの変更により、使用駅が一気に9駅も減ってしまったが、都心での使用状況に変化は無いので知名度への影響はなさそうだ。
Dance on櫻井隆仁-- 【川越線】日進
【東北本線】宝積寺
【山手線】目黒
【南武線】鹿島田
2000年9月に、東北本線の岡本〜氏家の3駅が放送更新により駅メロディを新規導入(その前はベルも無かった)し、3駅とも片方は新規の曲を採用して話題になった。そのうち宝積寺で採用されたのが「Dance on」である(尚、現在宝積寺は別の曲に変わっている)。
その後2002年に、目黒にて「双方向とも同じ曲なのが分かりにくい」との意見が出た事により外回りのメロディが変更され、その際にこの曲が選ばれた。山手線で採用されている為幾らか知名度もある印象だが、目黒を含めて3駅しか使用駅が無く、意外と貴重な曲でもある。目黒にある事にもう少し有難みを覚えないとなぁ。収録もその目黒が一番楽である。
farewell櫻井隆仁-- 【五日市線】
熊川 東秋留 秋川 武蔵引田
武蔵増戸 武蔵五日市
【高崎線】熊谷
【埼京線】新宿 大宮
【成田線】安食
曲名は「別れ」の意味を持つが、曲調を聞いた限りでは前向きな明るい別れをイメージしているように感じる。後に青梅・五日市線の各駅で放送更新およびメロディ化が施された際、五日市線の統一メロディとして抜擢されたが、そもそも五日市線の駅数が少ない為、Cappuccinoと比べれば分布は少ないままである。収録は大宮の埼京線ホームが良いだろうか。
Mellow time櫻井隆仁01標準 【京浜東北線】
南浦和 西川口 赤羽 東十条 王子 上中里
【埼京線】池袋 新宿
【横浜線】橋本
【東北本線】小金井 岡本
【中央本線】大月
【南武線】立川
「mellow」は「まろやか」を意味するが、個人的には明るくはっきりしたイメージを感じる。雰囲気も明るく曲の長さもちょうどよく、分布がそこそこ広いのも頷ける。最初に導入されたのは2000年9月、東北本線の岡本駅の発車メロディ導入によるものだが、現在岡本は別の曲に置換えられている(ある程度東北本線の発車メロディが方面別に統一された事による物)。収録は南浦和が楽。

また、京浜東北線に分布していた「清流」の著作権料問題の為、代替の曲としてまとまった数が導入された事も分布を広げた一因となった。この時、「清流」とペアで使われていた「春」もついでにテイチクの曲(噂通りなら未採用に終わっている「薫風の街」という曲)に置換えようとしていたという噂があるが、真偽のほどは不明…というより、そんなの確かめようがないからなぁ。

東北地方では、元々主要駅用のWater Crownが導入されていた北上駅が放送更新された事により何故かこの曲が導入されたのだが、放送装置の都合で音程がやや高めになっている。一応、北上だけに存在するタイプだと言える。

尚、未採用音源として「再生速度2倍のタイプ」を公開している動画が稀にあるが、言うまでも無く只の釣りに過ぎないので惑わされぬよう…。
02音程やや高い 【東北本線】北上
【北上線】北上
See You Again櫻井隆仁-- 【東北新幹線】
新青森 七戸十和田 八戸 二戸
いわて沼宮内 盛岡 新花巻
北上 水沢江刺
【東北本線】
土呂 野木 間々田 雀宮 岡本 氏家 蒲須坂 片岡 野崎 西那須野
【日光線】
鶴田 下野大沢 今市 鹿沼 文挟
【中央本線】新宿 小淵沢
【京葉線】新浦安
【川越線】川越
新宿でYAMAHAメロディが遅くまで残っていた中央線特急用の5・6番線のメロディ変更により導入された曲(ペアとなる曲は「美しき丘」)。当初は、放送更新されたにもかかわらずスピーカーの都合で音質が劣悪だったため、今一つどんな曲なのかが分かりにくかった。「また会いましょう」という曲名のイメージ通り、特急発着駅や新幹線の駅への導入が多いが、それ以外にも東北本線/日光線の発車メロディをある程度統一することになった際にその汎用メロディとして抜粋された為、東北本線のイメージも強い。それ以外にも曲の雰囲気が良いからか点々と採用されており、テイチク曲の中でも採用駅が多い一曲へと成長した…が、2022年には宇都宮以北の宇都宮線および日光線がワンマン化された為、使用駅が一気に11駅も減っている。現在の使用駅では、新幹線を除けば新浦安が最も楽に収録できるかと。

尚、新宿5・6番線は後に再度の放送更新によってマトモな音質になっている。
summer night櫻井隆仁-- 【総武本線】佐倉
【成田線】佐倉
佐倉駅で、スイッチ製の曲3曲に交じって1曲だけ採用された櫻井の楽曲なのだが、評判が悪かったらしくすぐに別の曲に差し替えられてしまった(それがVerde Rayoの京葉線タイプなのがまた意味不明なのだが…)。Web上にリーク音声が流れたことがあり、実採用前に存在は知られていたが、その当時から言う程変な曲には聞こえず、本当に不評だったのかについては個人的に疑問を感じている。先述の通り「スイッチ3曲+櫻井1曲」という導入故に権利関係が面倒だったのですぐにスイッチ(管理の東洋)の曲に切り替えられてしまった、というのが実際の理由なのではないだろうか。それだったら櫻井側に統一して欲しかったのが本音ではあるが

尚、この曲には未採用の音色違いが存在している。
Sunny islands櫻井隆仁-- 【武蔵野線】市川大野 東松戸
【高崎線】北鴻巣
【常磐線】新松戸
【中央線】神田
【中央本線】上野原 猿橋
石和温泉
【東北本線】氏家
【南武線】鹿島田
【青梅線】河辺
2000年9月に東北本線の岡本〜氏家に発車メロディを導入(それまではベルすら無かった)した際に新規採用された一曲で、同曲は氏家に導入されていた(後に東北本線の発車メロディをある程度統一した事により、現在は消滅)。

優しい雰囲気の良曲で、それなりの数が採用されたのだが、ご当地化(北鴻巣/石和温泉)、車載メロディへの統一(新松戸)、周辺との統一メロディ化(氏家/河辺)など、様々な要因で使用を終了した駅が多く、現状の分布は少ない。そして、残った駅がどこもかしこも今一つ鳴らない駅ばかり(特に神田と市川大野は問題外)。敢えて言うならやや首都圏から離れるも上野原がマシだろうか。
Sunrise櫻井隆仁-- 【常磐線】我孫子 日暮里
【京浜東北線】南浦和
【上越線】新前橋
【両毛線】新前橋
【中央本線】小淵沢
【東北本線】宝積寺
非常に勇ましい雰囲気の一曲。我孫子の放送更新によって大量に導入された曲の一つで、その後日暮里・小淵沢・新前橋の放送更新によってちまちまと導入が進んで行った。この他、東北本線の岡本〜氏家にメロディが導入された際に宝積寺に導入されたりもしたのだが、此方は後に再度の放送更新で別の曲に置き換わっている。

近年になって突然南浦和に導入されて少し話題になった。恐らくは1・2番線のどちらが発車するのか分かりにくかった事による変更だろうとは思うのだが、何にせよ個人的に好きな曲が首都圏に増えたのは嬉しい話である。収録もその南浦和が一番楽だと思われる。
Symcopation櫻井隆仁-- 【東北本線】
上野 土呂 東大宮 野木 間々田
雀宮 岡本 氏家 蒲須坂 片岡
野崎 西那須野

【日光線】
鶴田 下野大沢 今市 鹿沼 文挟
【京浜東北線】王子
【京葉線】新木場
【武蔵野線】東松戸
【高崎線】行田
【中央本線】石和温泉
東大宮の放送更新により導入された曲で、カタカナで「シンコペーション」と書く場合も多く、どちらで書くべきかに悩まされる。盛り上がりには欠けるが癖も無い曲である事からか少しずつ採用駅が増えて行っていたが、東北本線(日光線)のメロディをある程度統一することになった際にこの曲が抜粋され、結果としてテイチクメロディの中でも有数の分布の多さとなった。収録は初採用の駅である東大宮がお勧め(鳴りやすい/被りにくい/スピーカー低い/音質良い/音大きい/ホーム広い)。

2022年には、宇都宮線の宇都宮以北と日光線がワンマン化された事により、使用駅が一気に11駅も減ってしまった。
twilight櫻井隆仁01標準 【山手線】新宿
【常磐線】新松戸 我孫子
【中央本線】大月
【中央線】吉祥寺
【京浜東北線】さいたま新都心
【根岸線】桜木町
【高崎線】北上尾
【埼京線】大宮
【信越本線】長野
【鶴見線】鶴見
【総武本線】東京
【横須賀線】東京
【南武線】府中本町
【日光線】宇都宮
【東北本線】宝積寺
我孫子の放送更新により大量に導入された曲の1つだったのだが、その当時は発着が朝夕のみの8番線への導入だった為存在感は殆ど無かった。ほどなく新宿駅の山手線外回りのメロディとして抜擢された事から、名が知れてきたのはそこからだと言えそうで、新宿発祥の曲と思っている人もいそうに思える。明るく優しい雰囲気で癖も無い為か導入駅は多いが、特定線区にまとめて大量に導入、という例には至っていない。収録は大宮が無難だろうか。

宇都宮ではメロディ導入当時、放送装置の影響で音程がやや低くなっていた。これは同時に導入された「光と風と」「木々の目覚め」にも共通する特徴であった。

余談ながら、鉄道博物館の車掌体験コーナーで発車ベルのスイッチを扱った際に流れるのもこの曲である(2022/7現在)。
02音程やや低い 【日光線】宇都宮
朝の静けさ櫻井隆仁-- 【青梅線】
西立川 東中神 中神 昭島 拝島
牛浜 羽村 小作 河辺 東青梅
青梅 宮ノ平 日向和田 石神前
二俣尾 沢井 古里 鳩ノ巣 白丸

【五日市線】
熊川 東秋留 秋川 武蔵引田
武蔵増戸 武蔵五日市
【東北本線】さいたま新都心 蓮田
小金井
【武蔵野線】船橋法典
【内房線】袖ヶ浦
【川越線】南古谷
【中央本線】猿橋 小淵沢
【鶴見線】鶴見
【小海線】小淵沢
【成田線】布佐
【高崎線】熊谷
さいたま新都心の開業により新規採用された一曲で、綺麗にまとまった雰囲気は後に大量に増加したのも頷ける。余韻に小さな音が3回混ざるのが特徴で、完全なフルコーラスを録る、となると意外と難しい一曲でもある(余韻に入るまで、ならすぐに録れる駅が殆どなのだが…)。収録は蓮田辺りが鳴りやすさと環境を考えて楽な方かと。

青梅線・五日市線の放送更新&統一メロディの導入の際に、双方の路線で上り方面のメロディとして抜粋され、その結果テイチクの曲の中で非常に分布の広い一曲となった。2022年に青梅線の青梅〜奥多摩が車載メロディ扱いに変更された事により一気に使用駅が8駅も減っているが、それでも使用駅は未だにかなり多い方なのだから大したものである。
あざみ野櫻井隆仁01音色A 【東北本線】尾久
【青梅線】昭島?
シンプルながらも良くまとまった曲。曲名は「あざみ野」であるが特に神奈川県の同名の地名とは関係ないようだ。
青梅線の昭島で試用されていたという説があるが、当時の昭島は発車ベルのスイッチがテープで封鎖されており、それを無理やりはがしでもしない限り使用は出来なかった筈で、情報の真偽は怪しい。

昭島に仮に存在していたのだとしても、どのみち今は音色Aは尾久でしか聞くことが出来ない。駅の規模的に鳴らなそうなイメージがあるが、実際は余韻切り迄ならそんなに難しくない。音色Bは津田沼一択。乗降こそ船橋に敵わないも、停車時間もあり、対向の放送被りも少ない。
02音色B 【総武本線】船橋 津田沼 稲毛
【横須賀線】鎌倉
【八高線】拝島
【中央本線】勝沼ぶどう郷
新たな季節櫻井隆仁-- 【山手線】新宿
【両毛線】伊勢崎
【埼京線】
戸田公園 戸田 北戸田 武蔵浦和
中浦和 南与野 与野本町 北与野
大宮
新宿のテイチクメロディ化の一環として導入された一曲で、当初山手線の12番線(現:14番線)に導入、その後しばらくして両毛線の伊勢崎に導入されたが、当時は放送装置の都合により新宿と伊勢崎で違った雰囲気に聞こえていた。後に埼京線の放送更新により大量に導入されるも、戸田市内の駅については冴えないご当地化により消滅してしまっている。

収録は良い場所がないが敢えて言うなら大宮の埼京線ホームだろうか。
美しき丘櫻井隆仁01標準 【東北本線】さいたま新都心 蓮田
【外房線】上総一ノ宮
【内房線】袖ヶ浦
【京葉線】潮見 稲毛海岸
【中央本線】新宿
さいたま新都心の開業の際に新規導入となった一曲で、当初は打音が殆ど聞こえない駅が殆どだったが、蓮田に導入された際に打音も目立つ音質の良い音源が導入され、以降は其方がメインとなった。恐らく音源は同じでバージョン違いという程の物では無いのかもしれないが、露骨に聞こえ方が異なるので一応分けてみている。
現在は、立川と新宿(5番線のみ)でその打音が弱い物が残っている。収録は新宿の9番線が良いかと思われる(駅員放送もほぼ必ず入るが、ずっと喋り続けるという程でもないので)。
02打音弱い 【中央本線】立川
【東北本線】新宿 さいたま新都心
【東海道線】平塚
小川のせせらぎ櫻井隆仁01音色A 【山手線】秋葉原
【京葉線】新習志野
【川越線】日進
【信越本線】長野
【上越線】渋川
【吾妻線】渋川
【高崎線】上尾
【東北本線】池袋
【成田線】東我孫子
【青梅線】河辺
【中央線】新宿
新宿のテイチクメロディ導入に伴い登場した曲の一つで、当時は発着本数の少ない9番線(現11番線)への導入となった為マイナーな曲であったが、現在はその当時のイメージはどこへやら、という程度には各地に進出。まとまって1路線に大量に導入される事こそ無い物の、誰でも聞いたことがあるであろう曲の1つにはなっているのではないだろうか。

当初の新宿は放送装置の都合で音程が高い物を使用していたが、現在は放送更新により一般的なバージョンに変更となっている。

この曲には音色違いが存在しており、渋谷と大崎で使われているがどちらも収録環境は今一つ。基本の音色なら何だかんだ秋葉原が楽。遠方で良ければ長野も可。
02音色A
音程やや高い
【中央線】新宿
03音色B 【山手線】渋谷
【埼京線】大崎
海岸通り櫻井隆仁01標準 【京葉線】
潮見 新木場 市川塩浜 南船橋
新習志野
【中央本線】
四方津 韮崎 新府 穴山 日野春
長坂
【中央線】新宿 日野
【川越線】指扇
【外房線】上総一ノ宮
そつなくまとまった曲。曲名のイメージ通りの京葉線と、イメージと真逆の中央本線に其々まとまって導入されているのが面白い。収録は始発の南船橋や上総一ノ宮が楽だと思われるが、意外と市川塩浜も武蔵野線からの列車だと長く鳴ったりする。

最初に導入された新宿では放送装置の都合上若干音程が高いものが使われていたのだが、放送装置を更新してメロディ化した筈の四方津で何故かその音程が高いバージョンが採用され、ちょっとした話題になっていた。今は一般のバージョンに変更されている。
02音程やや高い 【中央線】新宿
【中央本線】四方津
風と共に櫻井隆仁-- 【東北新幹線】
新青森 七戸十和田 八戸 二戸
いわて沼宮内 盛岡 新花巻 北上
水沢江刺
【成田線】佐原
【中央・総武緩行線】新宿
【東北本線】宝積寺
【中央線】国立
元々新宿11番線に導入された曲だったのだが、隣の12番線で流れる「新たな季節」と紛らわしいという事でほどなく別の曲に変更されてしまい、短命な曲に終わってしまった。
…のだが、東北新幹線の各駅がメロディ化することになった際、汎用曲として採用されることになり、結果としてテイチクの中でもかなり目立つ一曲になった。その後、在来線の駅にも少しずつ採用されているが、国立以外は程々に郊外なのであまり目立っていない。
木々の目覚め櫻井隆仁01音色A 【京葉線】
市川塩浜 新習志野 検見川浜
【武蔵野線】市川大野
【高崎線】神保原
【中央本線】笹子
【横須賀線】鎌倉
【総武本線】船橋
【五日市線】拝島
【東北本線】古河 宇都宮
【中央線】新宿
 個人的な事を言ってしまうと、この曲とJR-SH5-3の2曲が、自分をこの趣味に入り込ませた張本人である。小学生当時に船橋駅で聞いたこの曲のセンスの秀逸さは一瞬で子供を音鉄の世界に引き込んでしまうだけの魅力を持っていた。
 然しながら、船橋駅での使用は半年もせずに終わってしまった。これは「稲毛にあざみ野/ホリディを、船橋に木々の目覚め/秋桜を試験的に導入し、評判の良い方に統一しよう」という試みが行われ、結果稲毛に軍配が上がった為船橋は変更された、という説が流れているのだが、実際の所の理由は不明。もし自分が当時意見を問われたなら、木々の目覚めとホリディの組み合わせはどうかと言ってみたかったものである。収録は始発故に複数コーラスも余裕な拝島がお勧めだが、青梅線の事を考えるといつ車載メロディ扱いに変更されてもおかしくないと思うのでご注意。
 そうして短い付き合いに終わったと思っていたこの曲だが、結果として多くの駅に採用されている事が分かるとほっとしたものである。分布こそ少ないが音色違いも存在しており、2022年現在は川越でしか使用されていないが、始発故に聞くのが楽なのはありがたい所。
02音色A
音程やや高い
【中央線】新宿
03音色A
音程やや低い
【東北本線】宇都宮
04音色B 【両毛線】桐生
【川越線】川越 武蔵高萩
9月の風櫻井隆仁-- 【京葉線】千葉みなと 京葉線で急速にメロディ化が進んだ際に導入された曲の一つ。実採用前にWeb上に音声ファイルが流れたことがあり、所謂リークのような物だったのだと思われる。JR東日本での採用は無いものの、音色違いが存在する(JR貨物の駅で採用されている)。
くるみあそび櫻井隆仁-- 【常磐線】我孫子
【東北本線】上野 小金井
【武蔵野線】市川大野
【高崎線】神保原
我孫子に櫻井の楽曲が一斉に採用された内の一曲。よく分からない曲名だが、確かに遊んでいるような雰囲気は感じられる愉快な旋律の曲。少々癖が強いからか採用例は少なめだが、上野で使われている事から聞いたことがある人は意外といるのではないだろうか。収録は上野で駅員が喋らないのに賭けるか小金井で当該ホームからの発着を狙うのが良いかと。
公園通り櫻井隆仁-- 【京葉線】千葉みなと 京葉線で急速にメロディ化が進んだ際に導入された曲の一つ。千葉みなとの待避線でのみ使用、という目立たない存在である事から曲の存在を知らない人も多い事だろう。
公園の楓櫻井隆仁-- 【京葉線】
千葉みなと 葛西臨海公園
京葉線で急速にメロディ化が進んだ際に導入された曲の一つ。何分使用駅が葛西臨海公園と千葉みなとという事もあり中々フルで聞くことはできない(どちらかと言えば千葉みなとの方がマシ、という程度)が、なかなかの良曲で京葉線の雰囲気にも合っている印象である。然しながら、その後増える様子はない。丁度このころからスイッチ製の曲が増え始めた事も影響しているのかもしれない。
秋桜櫻井隆仁01音色A 【武蔵野線】新八柱
【高崎線】新町
【上越線】高崎問屋町
【成田線】安食
【東北本線】黒磯
【両毛線】栃木
【信越本線】長野
突如船橋に採用されて、余りに複雑怪奇な曲調に戸惑った思い出。お世辞にも「コスモス」のイメージは感じられない。反対側に採用されていた「木々の目覚め」は自分の人生に影響する程の魅力を感じた(木々の目覚めの項目を参照)のだが、この曲は良くも悪くもクセが強いと感じていた。
そんな船橋(…と、何故か数ヶ月だけ津田沼5番線)で使われていた同曲は直ぐに消滅してしまったのだが、その後音色を穏やかな物に変えた物が多数採用され、結果としてそこそこメジャーな曲となった。収録は恐らく長野が一番楽。
この他、戸塚駅で試験的に採用されたバージョンがあり、音色Bと音色Aの中間のような雰囲気になっている。
02音色B 【総武本線】船橋
【中央・総武緩行線】津田沼
03音色C 【東海道線】戸塚
コーラルリーフ櫻井隆仁-- 【埼京線】
戸田公園 戸田 北戸田 武蔵浦和
中浦和 南与野 与野本町 北与野
大宮
【川越線】大宮 川越 武蔵高萩
【総武本線】銚子
【成田線】銚子 小林
埼京線の武蔵浦和の放送更新に伴い導入された曲。武蔵浦和は櫻井隆仁の曲だけで初採用が3曲も存在する(コーラルリーフ、スプリングボックス、メロディ)。余韻が長く、その間にキラキラと音が挟まるため、完全なフルコーラスを聞くのは意外と難しい。収録は敢えて言うなら大宮がいくらかマシだろうか。武蔵浦和の待避線で使われていた頃はそれ一択だったのだが…。

埼京線の放送更新に伴い纏った数が導入されたが、他線には殆ど波及せず、結果としてほぼ「埼京線の曲」というイメージに落ち着いている。曲名に反し内陸での採用が殆どになってしまった。
すすきの高原櫻井隆仁01音色A 【中央線】新宿 吉祥寺
【中央本線】笹子
【東北本線】赤羽
【総武本線】八街 成東
【横須賀線】新川崎
【外房線】土気 大網
【南武線】登戸
【東金線】東金
【武蔵野線】新松戸
【吾妻線】川原湯温泉
【青梅線】昭島?
よく聞くとわかるのだが、主旋律は5音しか用いていない。然しながら編曲により非常に綺麗な雰囲気を持つ良曲に仕上がっており、耳障りも良い為か採用例はそこそこ多い。2種類の音色が制作され、どちらも採用されている。千葉支社に多いが、それ以外の地域にも点々と導入されている。最初に採用されたのは新宿で、放送装置の関係で若干他より音程が高いものが使われていた。収録に関しては、途中切りが不可能(自動放送は切った位置から被る)な吉祥寺が楽だが、自動にせよ肉声にせよ、何も被らない上に収録環境が良い駅、というと当て嵌まる場所が無い。敢えて言うなら土気辺りがナンボかマシだろうか。音色Bは西船橋一択。

尚、昭島については使用の真偽は不明。詳しくはあざみ野の項を参照。
02音色A
音程やや高い
【中央線】新宿
03音色B 【常磐線】我孫子
【成田線】我孫子
【武蔵野線】西船橋
【京葉線】西船橋
【東北本線】浦和
スプリングボックス櫻井隆仁-- 【武蔵野線】
西船橋 三郷 新三郷 吉川美南 吉川 南越谷 越谷レイクタウン 東川口 東浦和 武蔵浦和 西浦和 北朝霞
【中央本線】
四方津 韮崎 新府 穴山 日野春
長坂
【中央・総武緩行線】吉祥寺
【鶴見線】鶴見
【総武本線】八街 成東
【外房線】誉田 土気 大網
【京浜東北線】浜松町 田町
【東北本線】浦和
【東金線】東金
【信越本線】長野
【横浜線】町田
【山手線】秋葉原 池袋
武蔵浦和に最初に導入され、その後武蔵野線で放送更新が続いた事からまとまった数が導入された同曲。曲としての完成度も高く、必要以上に賑やかでも無く、採用例は増えに増えて氏の楽曲の中で最も分布の多い曲となった。武蔵野線の他、中央本線や房総半島各線でもまとまった数の導入が見られる。収録は南越谷辺りがお勧めだろうか。

尚、何故か北上駅ではこの曲が接近メロディに用いられている。其方は発車メロディとして使われている同曲と比べて若干音程が高いのだが、放送装置の都合によるもので音源は同一である。
線路の彼方櫻井隆仁-- 【東北本線】上野 尾久
【常磐線】日暮里
【武蔵野線】船橋法典
【中央線】立川
【中央・総武緩行線】吉祥寺
【成田線】銚子
【総武本線】銚子
【京浜東北線】秋葉原
のんびりした雰囲気の曲。最初は尾久に導入された事から地味な存在に落ち着いていた。後に日暮里、秋葉原、上野など、徐々に都心での採用が増え続けている事から、現在は一般認知度の高い曲になっているのではないだろうか。収録は無難に秋葉原が良いかと。
遠い青空櫻井隆仁01音色A 【南武線】
津田山 久地 宿河原 中野島 稲田堤
【川越線】指扇
【東北本線】古河
【埼京線】新宿
【常磐線】上野
【武蔵野線】船橋法典
【横浜線】相原
曲名通りの爽やかな雰囲気の曲。当時成田エクスプレスの発着がメインだった新宿3番線に最初に導入されたため、個人的には同駅の印象が強い。その後も癖のない曲である事からか採用駅は増えて行った。収録はなんだかんだで新宿が一番楽(ホーム渋谷寄りは人が少ないのでお勧め)。

尚、新宿では導入当初は放送装置の都合でやや音程が高かったほか、佐野でしか使われていなかった音色違いが存在していた。いずれも放送更新により消滅している。
02音色A
音程やや高い
【埼京線】新宿
03音色B 【両毛線】佐野
ドリームタイム櫻井隆仁-- 【京葉線】稲毛海岸 京葉線で急速にメロディ化が進んだ際に導入された曲の一つ。9月の風同様、実採用前にWeb上に音声ファイルが流れたことがある。曲としては問題ないと思うが、音色がやや独特な印象。他駅には波及していない。
夏色の時間櫻井隆仁01標準 【埼京線】新宿
【京葉線】新習志野
【南武線】武蔵小杉
最初から最後までずっと高音が続く曲で、新宿で聞くには少々喧しい部分もあるかもしれない。尖った曲ゆえかどうかは分からないが採用例は少なく、その数少ない採用例の1つだった武蔵小杉もご当地化により消滅している。新習志野は本数が少ない待避線での使用なので、結局新宿で聞くのが無難という結論に落ち着く。ホームの代々木寄りならば意外と収録環境は悪くないので録音するならそこが良いかと。
02音程やや高い 【埼京線】新宿
夏が来れば櫻井隆仁-- 【川越線】武蔵高萩  櫻井の楽曲には原曲が存在するものがいくつか存在しており、この曲は「夏の思い出」のオマージュ。同様のオマージュ曲には「雪やこんこん」「花」が存在する(この他「古いオルゴール」が大きな古時計のオマージュだと言われる事もあるが、個人的には何処が似ているのかさっぱり分からない)。同曲は氏が個人で出した発車メロディのCDに収録されている。
 然しながら、「清流」「雲を友として」等が著作権問題で消えつつあった中原曲が存在するメロディなど波及する訳もなく、一瞬で他の曲に置換えられて消滅してしまった。また、原曲のイメージと結びつかない武蔵高萩での使用、という事も地味さに拍車をかけてしまった印象である。
花と空櫻井隆仁-- 【常磐線】我孫子
【成田線】佐原
【中央本線】上野原
【京葉線】二俣新町
我孫子に氏の楽曲が一斉に導入されたうちの1曲で、非常にメロディアスで印象深い一曲。何故か採用例は少なくその使用駅も偏っており、佐原は本数が無く、我孫子は立ち番が常にいて放送が止まらず、上野原は首都圏というにはやや遠く、二俣新町は全く鳴らない。うーん、どこで聞けば良いのだろうか…と思っていたのだが、2022年現在我孫子の立ち番がいない時間帯が出来ている、との事。なら収録は我孫子一択だろう。
花のほころび櫻井隆仁-- 【山手線】渋谷
【南武線】登戸
【中央線】立川
【成田線】小林
 長らくYAMAHAの音楽が使用されていた渋谷の放送更新により導入された曲で、その後も他の駅に波及しているが、いまいち収録環境が良い駅に入ってくれない。扱ってさえくれれば小林が一番良いのだろうが、扱わない列車も多いようで…。尚、JR東日本では採用されていない物の、音色違いが存在しJR貨物の駅で試用されている。
 また、矢板駅で放送試験がてらその音色違いが使用されていた、という情報が流れたことがある。当時は嘘情報として流されてしまったが、数日のみ使用された曲、という例は各地に存在しており、あながち嘘とは断言できない情報だったのではないかとも感じている。当時SNSが充実していたら、今と違う情報が認知されていたのかもしれない。
春一番櫻井隆仁-- 【武蔵野線】東松戸 東松戸駅の放送更新により突如登場したメロディで、余韻がとても長い事を除けばごく普通の曲だったのだが、他の駅には波及せず、放送装置の再度の更新により別の櫻井の曲に置換えられて短命に終わってしまった。不遇な曲である…。
春待ち風櫻井隆仁01音色A 【南武線】
立川 分倍河原 谷保 西国立 南多摩 稲城長沼 矢野口
【中央本線】梁川
SHシリーズが使われていた立川駅で駅構内が騒がしいという声が生じたことにより穏やかな曲調のSH5-3を除き一斉にメロディが変更された時に採用された曲だったのだが、当初採用された【01】は、結局騒がしいと判断が下ったのか1週間もせずにすぐに【03】へと変更されてしまった。【01】は立川以外の南武線の駅、及び発車メロディが新設された梁川に導入されたのだが、いずれも後に【02】に変更され、【03】を採用した立川も放送更新により【02】に変更されてしまった(といっても、元となる音源は同じで、【03】の方が音質が悪く余韻が短い、というだけなのだが)。曲が短いわりに意外と鳴らず(南武線の線区体質もあるのだろうが)、駅員放送が被らないのに賭けて立川か大崎で録るのが無難なのかもしれない。

少なくとも梁川はスピーカーも1ヵ所しか無く、目立った集落も無い事から【01】を使っていても問題は無いと思うのだが…まぁ、統一しておいた方が何かと扱いも楽なのだろう。
02音色B 【南武線】
立川 西国立 矢川 西府 南多摩
稲城長沼 矢野口 分倍河原
【埼京線】大崎
【東北本線】黒磯
【横浜線】相原
【中央本線】梁川
03音色B
余韻が短い
南武線:立川
光と風と櫻井隆仁01標準 【常磐線】我孫子
【高崎線】行田
【武蔵野線】東松戸
【東北本線】宇都宮
【信越本線】長野
我孫子に一斉に櫻井の楽曲が採用されたうちの一曲で、同駅で使っているイメージが強い事からありふれた曲のように勝手に思っていたが、現状を見てみるとなんと首都圏では東松戸だけ、全国的に見ても他は長野だけという貴重な曲になってしまった。行田と宇都宮はご当地化の影響で、常磐線は車載メロディへの統一により消滅しており、いずれも放送装置の更新によるものではないのが何だか不遇に思える。曲は明るいのだが…。

宇都宮では、採用当初は放送装置の都合か音程が微妙に低いものが使われていた。同時に採用されたtwilightと木々の目覚めでも同様のことが発生している。尚、曲が短い上に、仮にも乗換駅でそこそこ乗降もある癖に東松戸は全然鳴らない(時間が無いのだろうか)ので、長野で録った方が確実である。
02音程やや低い 【東北本線】宇都宮
古いオルゴール櫻井隆仁-- 【中央・総武緩行線】代々木
【京葉線】新浦安
【中央線】日野
【中央本線】猿橋
【高崎線】北鴻巣
【信越本線】長野
【川越線】川越 笠幡
【鹿島線】佐原
代々木で使われていた「草原」の代替として導入された曲で、放送更新による導入ではなく、放送更新の時点では草原の別のバージョンを用いていた事から恐らくはあまり同曲の評判が良くなかったものと思われる(確かに草原はとてもクセの強い曲ではある)。「大きな古時計」のオマージュだという説があるが、個人的には何処が似ているのかさっぱり分からない。収録は新浦安が楽だろう。

シンプルにまとまっているからか採用例は多いが、まとまった導入はされていない。
星空の下櫻井隆仁-- 【武蔵野線】西船橋
【京葉線】西船橋
【両毛線】新前橋
【上越線】新前橋
【成田線】木下
【吾妻線】川原湯温泉
【南武線】府中本町
長らくカンノ製作所の放送装置を用いていた府中本町の放送更新に伴い導入されたメロディで、それまでの物と比べると随分複雑な曲のように思える。あまりメジャーな曲にはなっていないものの5駅に導入されており、自動放送が被って良いなら新前橋、それが嫌ならば西船橋での収録が良いだろう。
それにしても、川原湯温泉に発車メロディを導入する意味とは。
ホリディ櫻井隆仁01音色A 【中央線】神田 国立
【中央本線】勝沼ぶどう郷
【青梅線】立川
【埼京線】大崎
【成田線】東我孫子
【川越線】的場
【南武線】
津田山 久地 宿河原 中野島 稲田堤
シンプルでクセの無い曲。音色が2種類あるのも氏の曲によくある特徴である。

【04】は戸塚駅で短期間試用されたとされているバージョンで、【03】からパーカッションの音色を取ったものとされており、実際に収録された音声も持っているのだが、音質が余り良くなかっただけで【03】と同一だった可能性もあるのではないだろうか、と個人的には考えている。最も、同様に戸塚駅で試用された「秋桜」は独自のバージョンであった為、別物である可能性もある。

収録については、音色Aについては正直な所ここだと言えるところが無い。敢えて言うなら立川だろうか。音色Bは津田沼一択。
02音色A
音程やや高い
【中央線】国立
【青梅線】立川 福生?
03音色B 【総武本線】船橋 津田沼 稲毛
【横須賀線】戸塚
【中央本線】勝沼ぶどう郷
04音色B
パーカッションが無い
【横須賀線】戸塚
瞬く街並み櫻井隆仁-- 【横須賀線】大崎
【埼京線】大崎
【武蔵野線】新松戸
【中央線】立川
【中央本線】梁川
【成田線】木下
【東北本線】上野
曲名通りの華やかな雰囲気の曲だが、初採用されたのが中央線の都心から辿って最初の無人駅であり、街並みと言える街並みなど存在しない梁川であったことからミスマッチが逆に話題となった。その当時は201系の運用で流れる事が多く、115系の運用では流れない事が多かったようである。
後に立川、大崎、上野などの曲名と合った駅への導入も進んでいる。収録は新松戸が楽だろう。
緑の車窓櫻井隆仁-- 【京葉線】検見川浜 氏の楽曲に未採用に終わっている音源が多い事は何度も述べたが、未採用の中にも秀逸な出来の物が混ざっている(薫風の風など)中、一体何故この曲が採用されたのかいまいち理解に苦しむ不安な旋律の曲。急速にメロディ化が進んだ京葉線ではこの曲を含め唯一の採用となった曲が何曲かあるが、この曲に関してはその後全く増えない理由も何となくわかる気がする。不遇な「春一番」「summer night」辺りと交換してもらえない物だろうか。
南風の行方櫻井隆仁-- 【外房線】誉田 上総一ノ宮
【武蔵野線】新八柱
【中央本線】竜王
【東北本線】黒磯
長らく「THE 国鉄」といった雰囲気のベルが使われ、放送すら無かった誉田の放送更新により導入された曲で、郊外の仕様が殆どだが新八柱でようやく首都圏と言って差し支えない場所に導入された(最も、その新八柱は半地下な上に滅多に最後まで流れないのだが)。収録は上総一ノ宮が一番楽なのだろうが、当該ホームの本数が少ないので要確認。

竜王で何故か数日間だけ流れたことがあるが、すぐに元の曲に戻っている。何があったのだろうか。
メロディ櫻井隆仁-- 【武蔵野線】
新八柱 三郷 新三郷 越谷レイクタウン
吉川美南 吉川 東川口 東浦和
南浦和 武蔵浦和 西浦和 北朝霞
府中本町
【京浜東北線】浜松町 田町
【山手線】池袋
【東北本線】東大宮 岡本
【中央・総武緩行線】新宿
【八高線】拝島
【京葉線】二俣新町
随分こざっぱりした曲名である。武蔵野線の放送更新により大量に導入され、結果氏の曲の中でもかなり採用例の多い曲となった。「風と共に」に代わり新宿に導入された曲でもある。収録は東大宮が楽。
最初の3音で切ってしまうと騒音に紛れて何も聞こえないことがあるが、余程遅れていない限りそんな切り方はされないと思うので、恐らく大した問題ではないだろう。
雪解け間近櫻井隆仁-- 【総武本線】八街
【成田線】佐原
【南武線】武蔵小杉
【武蔵野線】西船橋
【高崎線】上尾
唐突に八街に導入(自動放送も何もなく曲が入っただけ)されて話題になった曲。同駅が試験的に導入した物が偶々まだ未採用の曲だった、という事だと思われる。その後も少数ながら他駅に波及したが、その少数の駅の内2つはご当地化により消滅、八街も周辺の汎用曲に変わってしまった。採用しているものの佐原は当該ホームの発着が少ない。結果としてまともに聞けるのは西船橋だけ。存在感の薄い曲になってしまった。西船橋の収録環境が良好なのが救いだろうか。
曲名不明 01櫻井隆仁?-- 【京浜東北線】東京 凝った音楽を必ずしも発車メロディとして流す必要は無いのではないか?という事から東京駅で4秒程度の短いメロディを1回流すだけ、という試験が数か月だけ行われた。結局その後そういった曲が増えたり廃止されたりする流れは発生していないので思ったほどの効果は無かった物と思われる(余談ながら、この試みに対して塩塚博が激高していた)が、その時に使用された曲は短いながらも曲の特徴的に氏の楽曲ではないかと思われる(とはいえ確証はないのだが…)。
曲の立ち位置が立ち位置な事もあり、曲名は不詳のまま終わった。
曲名不明 02櫻井隆仁?-- 【山手線】東京




【2】接近メロディ

※接近メロディについての諸注意
接近メロディの分布に関しては、ATOS放送が導入されている駅で偶々それが解除された場合に自放音源として残っているのが確認された、というパターンの駅は使用終了と同様の表記として掲載しています。

曲名作曲者番号タイプ使用駅備考
スプリングボックス櫻井隆仁01音程+1 【北上線】北上
【東北本線】北上
東北地方の主要駅(一ノ関,北上,花巻,八戸)では、独自の放送が導入されていた。この時導入された曲はもれなくバージョン変更が行われている(一ノ関のみ発車メロディはそのまま残っている)。そんな中、バージョンどころか曲そのものがまるっきり変わったのが北上で、何故か接近メロディがスプリングボックス、発車メロディがMellow Timeになった。新幹線を除けば、テイチクメロディの日本最北端である。

尚、Mellow Timeと同様、スプリングボックスも若干音程が高くなっているが、放送装置に起因するもので音源は同様。





JR東日本の発車メロディのTopへ駅メロディのTopへTopへ