永楽電気 (JR東日本) 元々発車メロディが盛んになる前から駅放送装置の製作会社としてはメジャーな存在でもあった永楽電気。発車メロディは一部を除き童謡などの原曲が存在するものが殆どで、尚且つ最後まで流す事は想定していないのか、中途半端な所で1コーラスが終わるものが多い。 防災無線の音楽のメーカーでもあり、発車メロディとして使われているものの元々の音源(つまり、適当な所で切り取られておらず1曲フルで流れている物)が防災無線の音楽として流れている事がある他、鉄道に限らず思わぬところで発車メロディと同様の音楽を聞くことが出来たりする(2000年頃に千葉県のマザー牧場で「花のことば」が流れたのを確認している)。 また、近年の放送更新でも残っていたメロディはその「適当な所で切らずに1曲フルで流れる」物がそのまま入っていた例がある。最後まで流す事など想定していない為音源をそのまま使っても変わらないという事なのだろう。くれぐれも、それを意地で録ろうと粘らないで頂きたい(とはいえ、その「音源そのままでとても長い」ものを使用している駅はもう無いのだが)。 これらのメロディは、永楽電気が自ら作ったものではなく、Nationalが制作した音源を永楽電気が使っていた、という事が近年になって発覚しており、永楽電気製のメロディと言って良いのかどうかが今更ながら分からなくなりつつある。数年後にはNational製、として扱われているかもしれない。 発車メロディについては、使用していると著作権料がかかる曲もあると思われる事もあり現存例は少ない。一方、放送機器のメーカーとしては今でも主力の会社の1つであり、特に東北地方の各駅で存在感を示している。その為、永楽電気の放送そのものが消滅する事は考えなくて良さそうだ。 |
このページの最終更新日:2021/6/8 入線メロディを2021/5現在の情報に更新。 ※駅メロディのページ全てに載せている諸注意。 【1】情報の信憑性については、それぞれのページの最終更新日で判断してください。 【2】この纏めを参照して収録しに行ってみて違うものが流れていた場合でも一切の責任は負いかねます。 【3】全ての駅の使用状況を網羅できている訳ではありません。特に、過去の接近メロディに関しては全てを把握するのはどれだけ調べてもまず不可能です。ご了承ください。 【4】この纏めにおいては以下の曲名は用いていません(正式な曲名と勘違いされるのを防ぐ為)。 ・「近郊地域○○番」「音色Aa」等の「発車ベル使用状況」で使われている整理番号。 ・「東上A」「はいいち」等の趣味人の間での俗称。 その為、「曲名不明 ○○」となっているものが多数存在します。多少見づらいとは思いますがご了承下さい。 |
曲名 | 作曲者 | 番号 | タイプ | 使用駅 | 備考 |
Moon River | 不明 | 01 | 標準 |
【東北本線】 |
永楽電気の発車メロディとしてはそこそこ有名な曲だろうとは思うが、採用されていた駅はそんなに多くない。「01 標準」に関しては、全く同じ音源が一部の駅で接近メロディとしても用いられていた(05の1オクターブ高い音源に関しては、接近メロディとして使われていたものは切れ目が異なっている)。01と06を除き曲の切れ目は中途半端になっている。 2003年に北小金の放送装置更新の際、何故か永楽電気の放送装置になり、その際に音源フルコーラスそのままのMoon River(反対側は牧場の朝)が導入された。この頃以降の永楽電気は発車メロディ用の編集はせずに音源をそのまま導入するケースがあり、端っから最後まで流す事など想定していないからこそこんな形で導入しているのだと思われるが、それを意地で収録するのは…余程の時間調整でも生じていない限り、全部流したらダイヤに影響するのは明白なので、常識の範囲内の行動を。とはいっても、そんな北小金も現在は常磐緩行線の車載メロディへの統一に伴い使用を終了しており、その北小金を最後にMoon Riverは消滅している。 音源に関しては、01・03と04〜06は其々同一と思われる。01・03の元々の音源はは北小金の06と同様のテンポのようである(それらしき音源が2017年時点で青森県の大間町で防災無線として流れている模様)。立川で使用していた02が判断に困る所で、01・03と似ているものの音色がやや違う気がするので別の音源の可能性もある。 |
02 | 音程+1 3音長い |
【中央線】 |
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03 | 音程-1 1音少ない |
【東北本線】 【日光線】 |
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04 | 早回し やや長い |
【総武本線】 |
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05 | 1オクターブ上 3音長い |
【京浜東北線】 |
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06 | 別アレンジ フル |
【常磐線】 |
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アマリリス | 不明 | 01 | 標準 |
【中央線】 |
2020年現在も残る貴重な永楽メロディの一つで、音源としては01〜04と05・06の2種類と思われる。Moon Riverの項でも触れた通り、2000年代中盤以降のの永楽電気は「最後まで流す事を想定していないので、原曲となる長い音源をそのまま導入する」傾向があり、2016年の赤羽駅5・6番線の放送更新に伴い原曲そのままの音源が採用された。その際、日野で使われていたバージョン(04)と立川や赤羽でそれまで使われていたバージョン(01・02)が同様の音源からの切り取りであったことが判明した。尚、同様の1曲フルの音源は鳥取県庁で時報として流れている。 その音源の他に、早回しのタイプが存在しており、大本の音源は2種類存在していたものと思われる。 |
02 | 音程+1 エンドレス |
【東北本線】 |
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03 | 音程+1 フル |
【東北本線】 |
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04 | 曲終盤 |
【中央線】 |
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05 | 別アレンジ |
【東北本線】 【京葉線】 |
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06 | 別アレンジ やや遅い |
【京浜東北線】 |
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すみれの花咲く頃 | 不明 | 01 | アレンジ1 |
【東北本線】 【内房線】 【外房線】 【日光線】 |
上記と同じく2020年現在も残る貴重な永楽メロディの一つで、音源としては01〜03と04〜06の2種類と思われる(04〜06の音源については防災無線としての使用を確認)。基本的に現在は04〜06の後期の音源のみが使われているが、何故か矢板のみ初期のバージョンがずっと変わらずに残っている。この曲に関しては原曲もさほど古くないので著作権料がかかるのでは?とも思うのだが、首都圏に大量に存在していた宗次郎のメロディと比べて使用駅も少ない為、この位なら無理して変えなくてもいいか、という判断でも下ったのだろうか。 永楽電気の曲の中では使用駅数も多い方だったが、2022/3のダイヤ改正で東北本線宇都宮以北と八高・川越線がワンマン化したことにより、現在は白岡と新白岡に残るのみ。それもいつまで残るやら…。 |
02 | アレンジ1 音程+1 やや長い |
【東北本線】 |
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03 | アレンジ1 音程-1 |
【成田線】 |
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04 | アレンジ2 |
【東北本線】 |
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05 | アレンジ2 音程+1 フェードアウト |
【日光線】 【東北本線】白岡 新白岡 |
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06 | アレンジ2 フェードアウト早 |
【八高線】 |
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ふるさと | 不明 | - | - |
【東北本線】 |
浦和でのみ使用されていた一曲。短く纏っており曲の切れ目も自然で、分布が浦和のみだったのが惜しまれる。恐らく、音源を早回しにして冒頭だけを切り取ったものと思われ、原曲らしきものが鳥取県庁で時報として流れている。 余談ではあるが、当時県庁所在地だった浦和で「ふるさと」「牧場の朝」が使われていたというギャップが何とも面白い。 |
乙女の祈り | 不明 | - | - |
【山手線】 |
山手線に永楽電気の曲があったというだけで驚きではあるが、メロディ導入当初の大崎駅は「乙女の祈り」「希望の鐘」の組み合わせだった(とはいえ長くは続かず、UNI-PEXの曲に置換えられている)。希望の鐘はともかく、乙女の祈りはここにしか無かった為非常に貴重であった。 尚、教習所の始業のチャイム等で永楽電気の乙女の祈りが流れる所が存在しているようでその実録もyoutubeにあるのだが、それがこの発車メロディの乙女の祈りと同じ音源なのかは不明。同じだとしたら発車メロディは早回し編集がされている事になる。 |
花のことば | 不明 | 01 | 標準 |
【中央線】 |
神出鬼没な曲で、鉄道のみならず思いもよらぬ場所で流れて驚かされることがある。鉄道では、別アレンジの音源が北条鉄道の北条町駅で発車前放送の冒頭に流れる他、北神急行電鉄の車内チャイムとしても用いられていた。さらには、その別アレンジの音源が千葉県のマザー牧場で流れたのを2000年に確認。恐らく他にも採用例がある(あった)のだろう。他の曲と組み合わせて防災無線のチャイムとして使われている例も存在する。 発車メロディとしてはこの2駅のみの採用だが、日野は割と後期まで残っていたので採用例が少なかった割には有名な曲なのではないだろうか。 |
02 | 音程+1 |
【京浜東北線】 |
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歓喜の歌 | 不明 | - | - |
【東北本線】 |
何故か蓮田でしか使われていなかったが、短くまとまり終わり方も不自然ではなく、曲のチョイスとしても悪くない為、もっと広まっても良かったのでは…と個人的には感じる一曲。同曲は、防災無線として音源まるまる一曲流れる自治体が存在しているようだ。 |
希望の鐘 | 不明 | 01 | 標準 |
【東北本線】 【山手線】 【成田線】 【京浜東北線】 |
「希望の鐘」で検索すると防災無線として流れる昔懐かしい雰囲気の鐘の音色のチャイムが沢山ヒットするが、発車メロディとして使われていたのはそれとは別の音色の音源で、発車メロディ用に作ったものと思われるが、元々の曲が曲なので発車メロディには向いていなかった印象を受ける。永楽電気の曲が減りつつある中でも割と遅くまで雀宮に残っており、曲のインパクトも強いので知っている人自体は多いのではないだろうか。大崎で使われていたのは今となっては知らない人も多そうだが…。首都圏ではこのほかに西川口でも使われていたらしいのだが、実録を持っていないので詳細不明。 尚、通常のバージョンの他に、ノンビリとした5打のみのタイプが、一時的に赤羽と王子で使われていた。両駅ともすぐ消えてしまったが、実録を聞くと何となく理由はわかるような気もする。 |
02 | 5音のみ |
【京浜東北線】 |
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03 | 5音のみ 音程-1 |
【京浜東北線】 |
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浜千鳥 | 不明 | 01 | 標準 |
【内房線】 【東北本線】 |
永楽電気の発車メロディの中ではかなり分布の多かった一曲。編集も中途半端ではない物が多く(02、03が多少変である程度)、曲の長さもごく普通であった事が広く分布した一因でもあったのかもしれない。 やけに忙しない雰囲気の早回し版が何故か南武線で多数採用され、それも櫻井隆仁の曲(春待ち風)との組み合わせというよく分からないチョイス。恐らく事の発端は「立川駅の発車メロディが煩い」と投書があった事で立川駅のメロディが殆ど永楽電気の物に切り替えられた事だと思うのだが、なら何故片方が櫻井の曲になったのかは永遠の謎である。この他、別アレンジのバージョン(06〜08)が存在するが、いずれも到底発車メロディとして機能しなそうな雰囲気のノンビリしたアレンジである。 尚、館山駅でメロディ化から長きに渡って使われていた事については、半分ご当地メロディの様な扱いを受けていたとする説が一般的。元々汎用メロディの1つとして作られた音源ではあるが、館山にゆかりのある曲だった事から長く使われていたようだ。尚、館山駅は現在X JAPANの「Forever Love」が発車メロディとして流れているが、其方も防災無線で流れる同曲をそのまま使っている為、浜千鳥だったころと同じくらい、むしろそれ以上にノンビリした雰囲気になっている。 |
02 | 4音長い |
【東北本線】 |
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03 | 1音短い | 【東北本線】 |
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04 | やや遅い 1音短い |
【東北本線】 【日光線】 |
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05 | 遅い |
【内房線】 |
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06 | 早回し |
【南武線】 分倍河原 南多摩 稲城長沼 |
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07 | 別アレンジ |
【東北本線】 |
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08 | 別アレンジ フェードアウト |
【日光線】 |
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09 | 別アレンジ 1音長い |
【内房線】 |
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故郷のいこい | 不明 | - | - |
【内房線】 |
緑の風と似ているが別の音源として用意されていた音源で、原曲がある訳では無い独自の音源である事が共通点であるので、それ故偶々似通ったものになっていたのだろう。発車メロディ導入直後の蘇我で短い期間使われたのみで、防災無線として使われている例も今の所報告されていない。 |
牧場の朝 | 不明 | 01 | アレンジA |
【東北本線】 |
やたらと細かいバージョン違いが多く、そのいずれも分布は僅かなので判断が難しい。恐らく、音源に関してはアレンジA&曲後半、アレンジB、アレンジCでそれぞれ1つずつと思われる。アレンジBについては、北海道北見市での防災無線としての使用を確認している。 Moon Riverとアマリリスの項目でも述べたが、永楽電気では放送更新の際に長い音源をそのまま導入する事があり、赤羽と北小金がこれに該当する。赤羽(5番線)ではそれまで同様の音源の前半のみ、という物が用いられていた(※それでも十分長い)が、それが放送更新によりさらに長くなってしまった格好であった。現在は、その旧赤羽タイプが久喜に残っている。 また、曲後半のタイプは、赤羽(1番線)で一時的に導入(すぐ消滅)された半ば幻の様なメロディだったのだが、後に何故か永楽電気の放送装置に更新された箱根ヶ崎で復活した(2022/3のダイヤ改正で八高線がワンマン化された為そこで再度消滅している)。音程こそ赤羽の物より若干低いが、放送装置故の物で音源は同じだと思われる。また、接近メロディとしての使用でよければ、赤羽と同様の音程の物が京王電鉄で幅広く使われていた(そちらも、現在は放送更新により消滅している)。 |
02 | アレンジA 音程+1 |
【東北本線】 |
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03 | アレンジB |
【東北本線】 |
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04 | アレンジB フルコーラス |
【東北本線】 |
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06 | アレンジC |
【東北本線】 |
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05 | アレンジC 遅い/短い |
【中央線】 |
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07 | アレンジC 音程+1 フルコーラス |
【常磐線】 |
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08 | 曲後半 |
【京浜東北線】 |
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08 | 曲後半 音程-1 |
【八高線】 |
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野ばら (シューベルト) | 不明 | - | - |
【東北本線】 |
発車メロディとしてはこの2駅のみの使用だったが、永楽電気の放送を長く使用している京王電鉄で接近メロディとして使われていた(但し必ず余韻切りになっていた)。 現在では京王電鉄でも放送更新により消滅しており、防災無線としてどこかで流れていない限り恐らく流れる所は無い。 |
緑の風 | 不明 | 01 | 2小節 |
【京浜東北線】 |
謎が多い曲で、本当に「緑の風」という曲名で合っているのかもわからない。特に原曲が見つからない事からオリジナルと思われる。曲の再生速度も切れ目もまちまちであったが、中央・総武緩行線で多く聞く事が出来た。そちらも、音源フルに1音だけ足りない、という所で切られる編集がされており、適当な音源編集が見て取れてしまう。 発車メロディとしては現存していないものの、防災無線として流れる自治体が少数ながらあるようだ。 |
02 | 3小節 音程+1 |
【京浜東北線】 【東北本線】 【南武線】 |
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03 | 3小節-1音 音程-1 |
【成田線】 |
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04 | 早回し フルコーラス-1音 |
【中央・総武緩行線】 |
【2】接近メロディ ※接近メロディについての諸注意 接近メロディの分布に関しては、ATOS放送が導入されている駅で偶々それが解除された場合に自放音源として残っているのが確認された、というパターンの駅は使用終了と同様の表記として掲載しています。 |
曲名 | 作曲者 | 番号 | タイプ | 使用駅 | 備考 |
Moon River | 不明 | 01 | 標準 |
【京浜東北線】 【東北本線】 【武蔵野線】 |
発車メロディとして使用されているものと同じ物。元々が穏やかな編集である為、此方の使用の方が合っていたような気もする。発車メロディ側では、1オクターブ上の音源は基本の物より少しだけ終わるタイミングが遅かったが、接近メロディとしては両者の終わるタイミングは全く同じである。 尚、永楽電気製の放送装置を使用していた京王電鉄では、JR東日本で発車メロディとして使われていた「牧場の朝」「野ばら」を接近メロディとして用いていた。このMoon Riverと似たような立ち位置と言える。 |
02 | 1オクターブ上 |
【京浜東北線】 【東北本線】 【武蔵野線】 |
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曲名不明 01 | 不明 | - | - |
【奥羽本線】蔵王 十文字 【大湊線】野辺地 【釜石線】花巻 新花巻 【常磐線】坂元〜浜吉田 逢隈 岩沼 【仙山線】作並 熊ヶ根 北仙台 【仙石線】苦竹 福田町〜中野栄 下馬 東塩釜 高城町 陸前小野 陸前赤井 【田沢湖線】大釜〜赤渕 【東北本線】黒田原 豊原 久田野〜矢吹 日和田 五百川 杉田 金谷川 伊達〜貝田 白石 東白石 岩沼 東仙台〜陸前山王 油島〜有壁 山ノ目〜六原 村崎野〜仙北町 利府 【磐越西線】郡山富田 【両毛線】あしかがフラワーパーク |
東北地方の放送装置更新に合わせて続々と導入されているタイプの放送で、チャイムからメロディに変更されたほか、アナウンサーも変更されている。最初に導入されたのは田沢湖線の大釜〜赤渕間で、この際、方面別に2種類の曲が導入された。これが他の路線にも広まってゆくのかと思いきや、他線に波及したのはうち1曲だけで、結果として田沢湖線には全国的に見て非常に貴重な曲が導入されたことになった…のだが、2022年に放送更新が施された八戸駅でなぜかこのメロディが採用されている。 尚、関東地方においても何故かあしかがフラワーパークにこの放送が導入されている。 |
曲名不明 02 | 不明 | - | - |
【田沢湖線】大釜〜赤渕 【青い森】八戸 【八戸線】八戸 |
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2打点 01 | 不明 | - | - |
【伊東線】 【常磐線】 【信越本線】 【東海道線】 【横須賀線】 |
恐らく国鉄時代からの放送で、横浜が有名だったが、その他の駅にも転々と分布していた。同様のチャイムが、永楽電気製の放送を使用していた京王電鉄でも聞くことが出来た。其方では2打点どころか「1打点」も使われていたのだが、そちらはJRには存在していない。 尚、非常に古いタイプの放送故、実録がWeb上に無いだけで過去にこの放送を使用していた駅は他にも沢山ある可能性がある事を念のため追記しておく。 |
2打点 02 | 不明 | 01 | 標準 |
【石巻線】 【奥羽本線】 【釜石線】 【上越線】越後中里 岩原スキー場前(※) 【常磐線】 【水郡線】安積永盛 【仙山線】 【仙石線】小鶴新田 【津軽線】 【東北本線】安積永盛 二本松 松川 国府多賀城 【花輪線】 【IGR】御堂〜一戸 斗米 金田一温泉 【青い森】目時 三戸 苫米地 北高岩 下田〜東青森 |
東北地方を代表する放送で、シンプルな2打点にこれまた必要最低限の内容の放送の組み合わせが基本となっていた。元々このチャイムの音源はこの2打点が連続して2回繰り返されるものになっており、JR四国の一部駅でそのまま接近チャイムとして用いられている(※但し、大多数の駅は「1回で切り取った物を2回流す」形のチャイムになっている)他、近年では首都圏の一部の駅で音源そのままに入線メロディとして用いられている。 音程が高いタイプも存在していたが、其方は後ろに付帯する放送の文面が例外なくやや長めの物になっていた。ただの駅放送装置の都合ではなく、別の音源として放送とセットで用意されていたのだろう。 面白いのが羽前千歳で使われていた盛大な頭欠けのタイプで、当時は「やや間抜けな音の1打点」にしか聞こえない状況だった。同駅の放送装置の出だしが盛大に欠けていたのが原因のようで、2回繰り返されていた放送の内、2回目は通常のチャイムが流れていた。 (※)越後中里と岩原スキー場前については、情報が古い為現存しているのかどうかは不明。 |
02 | 盛大に頭欠け |
【奥羽本線】 【仙山線】 |
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03 | 音程-1 |
【奥羽本線】 【仙山線】 |
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04 | 音程-2 |
【青い森】 |
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05 | 音程+1 |
【羽越本線】羽後牛島 【奥羽本線】南出羽 漆山 高擶 神町 東根 舟形 【五能線】ウェスパ椿山 【東北本線】東福島 【磐越西線】喜久田 安子島 【陸羽東線】古川 【花輪線】安比高原 |
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2打点 03 | 不明 | 01 | 標準 |
【左沢線】羽前山辺 羽前長崎 【石巻線】鹿又 渡波 女川 【羽越本線】羽後本荘 新屋 【奥羽本線】笹木野 庭坂 関根 置賜〜かみのやま温泉 天童南〜乱川 さくらんぼ東根 村山〜北大石田 新庄 十文字 神宮寺〜四ツ小屋 井川さくら 東能代 二ツ井 浪岡 津軽新城 【五能線】東能代 藤崎 【埼京線】 【常磐線】亘理 【信越本線】北高崎 【仙山線】楯山 高瀬 面白山高原 奥新川 陸前白沢〜北山 東照宮 【仙石線】多賀城 西塩釜 陸前浜田 松島海岸 手樽〜野蒜 鹿妻 東矢本 石巻あゆみ野〜陸前山下 【田沢湖線】刺巻〜生田 鶯野〜北大曲 【東北本線】高久 新白河 白河 鏡石 須賀川 本宮 安達 松川 越河 大河原〜槻木 館腰〜太子堂 塩釜 愛宕〜松山町 田尻 瀬峰〜石越 【八高線】箱根ヶ崎 【八戸線】本八戸 【花輪線】好摩 北森 【磐越西線】磐梯熱海 中山宿 上戸 磐梯町 東長原 広田 【磐越東線】舞木〜小野新町 川前 小川郷 【陸羽西線】古口 清川 新庄 【陸羽東線】塚目 西古川 岩出山 有備館 池月 新庄 【IGR】盛岡〜いわて沼宮内 二戸 【青い森】諏訪野平 剣吉 陸奥市川 筒井 |
東北地方で最もありふれた放送で、この放送が導入されている駅は上記の曲名不明 01に変更されていないケースが多い。当初は仙石線に大量に導入された事から「仙石型放送」と呼ばれる事もある。アナウンサーは山田吉輝&戸谷美惠子のパターンと、従来通りの片山光男&蟇田充子のパターンがあり、後者の方が音質が良い事が多い。また、ごく少数ではあるが曲名不明 01,02を使用している放送と同様のアナウンサーが起用されている例もある(其方のアナウンサーが誰なのかは今の所不明)。細かいバージョン違いが多数存在しているが、何れも放送装置の影響によるものと思われ、音源が複数あったとは考えにくい。 JR東日本以外でもこのチャイムを使用している例は少なくないようで、例えば名古屋鉄道では小規模駅でこのチャイムから始まる放送を使用している事がある他、テレビ番組の効果音として用いられている事もあるようだ。 |
02 | 頭欠け | 【磐越西線】猪苗代 | |||
03 | 音程-1 |
【東北本線】長町 |
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04 | 音程-1 頭欠け |
【仙石線】あおば通 仙台 宮城野原 | |||
05 | 音程-1 盛大に頭欠け |
【仙石線】榴ヶ岡 陸前原ノ町 | |||
06 | 音程-1 頭&余韻欠け |
【東北本線】 |
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07 | 音程+1 |
【東北本線】北白川 |
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08 | 音程+1 頭欠け |
【奥羽本線】北山形 羽前千歳 【仙山線】北山形 羽前千歳 【磐越西線】喜多方 |
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2打点 04 | 不明 | 01 | 標準 |
【伊東線】 【京葉線】 【しなの】小諸 【外房線】 【東海道線】 【武蔵野線】 【両毛線】 |
ATOS化前の京葉線でお馴染みだったチャイムで、恐らく永楽電気の管理で良いと思われるのだが確証は持てない。現在は、しなの鉄道に転換された小諸駅に残っている。同鉄道では放送更新をしていない例が多く、今となっては貴重なチャイムが残っている例が少なからず存在する。 また、JR東日本以外では、JR東海(身延線・御殿場線など)でもお馴染みのチャイム&放送であった。そちらも現在は別の放送に更新されて消滅してしまっている。 |
02 | 頭欠け |
【京葉線】 |
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4打点 01 | 不明 | 01 | 標準 |
【石巻線】石巻 【内房線】 【奥羽本線】弘前 新青森 【北上線】 【京浜東北線】 【常磐線】 【仙石線】矢本 石巻 【総武本線】 【外房線】 【津軽線】油川 津軽宮田 中沢 瀬辺地 蟹田 中小国 【東北本線】 【日光線】鶴田〜今市 【青い森】青森 |
言ってしまえば何の特徴も無いごく普通の4打点である。音程+1は旧来の放送装置に多く、放送更新で標準の物に変更されている、というケースが多い。また、JR東日本の各新幹線でも音程+2のチャイムが用いられているが、何分シンプルなチャイムである為、他社が偶々全く同じ音色のチャイムを作った、という可能性もある。 よく分からないのが近年両毛線の一部駅に導入されたエコーがかかったタイプで。今の所他線には波及していない。 |
02 | 音程+1 |
【奥羽本線】横手 大館 【青梅線】 【北上線】横手 【京浜東北線】 【埼京線】 【常磐線】偕楽園 【中央・総武緩行線】 【東北本線】 【南武線】 【武蔵野線】 【日光線】 |
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03 | 音程+2 |
【石巻線】 【上越新幹線】各駅 【仙石線】 【北陸新幹線】各駅 |
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04 | 音程+3 |
【中央快速線】 |
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05 | エコー | 【両毛線】富田 山前 岩宿 国定 | |||
4打点 02 | 不明 | 01 | 標準 |
【吾妻線】 【川越線】 【埼京線】 【上越線】 【常磐線】 【高崎線】 【中央本線】 【東海道線】 【東北本線】 【八高線】 【横須賀線】 【両毛線】 |
上野や埼京線でお馴染みだった遅めの4打点で、現在は両毛線や上越線に少数が残るのみ。上野・埼京線の影響からか沢田敏子の放送のイメージが強いが、実際の所はそれ以外の組み合わせも多い。 音源が2つあるわけではなく、01が放送更新により02に変わった、という程度である。 |
02 | 音程-1 |
【吾妻線】 【上越線】 【信越本線】 【高崎線】 【東北本線】 【両毛線】栃木 佐野 前橋大島 前橋 |
曲名 | 作曲者 | 番号 | タイプ | 使用駅 | 備考 |
2点連続チャイム | 不明 | - | - |
【京浜東北線】田町 【京葉線】 【常磐線】我孫子 【中央線】八王子 【中央・総武緩行線】西船橋 【山手線】新宿 鶯谷 【川越線】 【東海道線】 |
接近メロディの「2打点 02」と同じもの。どうやら、元々の音源は2打点がこのように連続して流れる物のようで、JR四国の各駅の接近放送で音源そのままの物が流れている駅もある(とはいえ「2打点 02」と同じ編集の物を2回繰り返した、というパターンが殆どで、音源そのままと思しき駅は少ない)。 現在はスイッチが管理の上、左記の曲名で配信している。 |
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