百合が原公園「リリートレイン」
百合が原公園は、札幌市にある自然豊かな総合公園で、百合、ダリア、ムスカリ、アジサイ、ライラック…等、様々な花が植えられています。そのため、冬でもない限りは基本的に何かしらが見ごろになっており、時期をずらして何度も訪れる、という楽しみ方も出来そうです。1986年には「さっぽろ花と緑の博覧会」が開催されました。

その「さっぽろ花と緑の博覧会」に合わせ、園内を一周する遊覧鉄道として開業したのがリリートレイン。鉄道事業法による鉄道ではなく、遊具という扱いではあるものの、1067mm幅のレールを持つ立派な路線。のんびりとした速度で約12分かけて園内を一周します。

編成は機関車を含め6両。車窓からは四季折々の花を眺めることが出来るので、花と列車を絡めた風景写真を撮るのも楽しいかもしれません。平日は1時間に1本、休日は30分に1本が運行されています。



最終更新:2014/10/9 ページの作成



【写真】

機関車

1986年の「さっぽろ花と緑の博覧会」開催に伴い登場した小さな機関車で、形式は特に設けられていません。車両に設けられている窓は全てスモークガラスで、室内の様子は良くわかりません。2003年には更新工事が施されています。
百合が原公園では食用油の廃油を一般家庭から募集しており、この車両はその廃油を動力として運行されています。何だか、エコですね。

(左写真は2014/9/19 百合が原公園にて)
百合が原公園(2014/9/19)



客車(オープンタイプ)

5両編成の客車のうち、前3両はオープンタイプ。扉も小さなものが設けられている(勿論、手動)だけで、解放感に溢れる雰囲気があります。園内をゆっくり走り回り、様々な花が車窓に見えるリリートレイン。雨でも降っていない限り、こちらの車両に乗った方が楽しそうです。


(左写真は1両目の車両。2014/9/19 百合が原公園にて)
2両目 3両目
車内 「廃食油で
走っています。」
ロゴ



客車(一般タイプ)

5両編成の客車のうち、後2両は一般的な車体を持っており、扉もごく普通の形状をしています。最後尾となる車両には前面も設置されていますが、基本的にリリートレインは一方通行なので、この車両に運転台が設けられているわけではないようです。


(左写真は5両目(最後尾)の車両。2014/9/19 百合が原公園にて)
4両目 5両目 5両目
車内 ロゴ



〜風景・並びなど〜


北海道の鉄道のTopへ鉄道データのTopへTopへ