いすゞキュービック / 京都市交通局

1984年、昭和58年排出ガス規制に対応した際にそれまで製造されていたC型をモデルチェンジして登場したのがキュービックで、いすゞ製の路線バスとして初めてとなるスケルトンボディのバスとなりました。他社のスケルトンボディと比べて、傾斜のあるデザインの上に大きな1枚窓となった前面スタイル等、非常に斬新なデザインで登場し、路線バスの一時代を築き上げました。2000年以降はエルガに製造が移行し、その時点で製造を終了しています。

基本のいすゞ純正の車体の他に、富士重工や西日本車体工業の車体を持つ車両も数多く製造されました。京都市営バスは西工の車両が多いイメージがありますが、残っている写真にはキュービックの西工車体の車両はありませんでした。

上写真は6267、京都駅にて。
最終更新:2023/5/24 ページ構成の変更。



・U-LV224/324/218/318系

1990年に平成元年排出ガス規制に適合して登場したモデルで、いすゞ純正の車体を持つ車両に関しては、車体のリベットレス化や窓枠の指示方法などを大幅に見直し、他社と比べて見劣りしない構造に進化したのが大きな特徴。分かりやすいポイントとして、後面のスタイルが凹凸の無いフラットな物に変化した事が挙げられます。
先代同様型式記号後の数字の種類が複雑で、エンジン出力が230psでエアサスなら224、リーフサスなら324。エンジン出力が275psでエアサスなら218、リーフサスなら318となります。

【九条】5905

京都22 か 59-05
U-LV324K(いすゞ)
205
創味食品
京都駅


・KC-LV280/380系

1995年、平成6年排出ガス規制に適合させた際、マイナーチェンジが施され、低床化に加えて全高を下げたのが主な変化となりました。また、ワンステップ、ノンステップ車両の導入も見越したことから車体側面の構造自体がそもそも見直されることになりました。アイドリングストップの展開強化も実施されています。型式は、エアサスなら280、リーフサスなら380となります。

【九条】6267

京都22 か 62-67
KC-LV280L(いすゞ)
205
京都駅


・NE-LV288/388系

1994年、CNG車のプロトタイプがKC-LV280改として登場。この車両が正式に型式を取得してNE-LV288/388系として製造されました。床下にガスボンベを搭載する必要がある事から、左側のホイールベース部分の充填口付近や後部にグリルが増設され、屋根に安全弁を装着している点などが見た目上の違いですが、あまりわかりやすいとは言えません。導入した事業者はあまり多くない模様。

【梅津】71
京都200 か 71
NE-LV288L(いすゞ)
洛バス
100
三条京阪駅付近

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