日産ディーゼル UA / 熊本都市バス

日産ディーゼルではバスの車種名は特に設けられず、この様な型式の記号をそのまま名称として長年使用していました。10〜12mの大型バスが「UA」と呼ばれており、歴史をたどると1973年に昭和48年排出ガス規制に伴って既存の4R/RR系をモデルチェンジして登場したのが最初になります。
また、日産ディーゼルは自社で車体を製造していなかったことから、長年にわたって富士重工や西日本車体工業を中心とした資本関係のない事業者で車体が作られていました。このため、どのモデルからどのモデルに変わった時にモデルチェンジとするのか、というのが曖昧で、モデルの何代目何代目とは言い辛いのが他のバスの製造会社と比べて分かりづらい所でもありました。2005年以降、社内のブランド仕様を統一するために「スペースランナーRA」の名称が設けられた為、それ以降とそれ以前でページを分割することとします。

上写真は946号車、熊本駅にて。
最終更新:2023/5/24
【KCUA】946を追加。



・U-UA440/510/520A系

富士重工の車体が7Eに変わった2代目のモデルで、1990年に平成元年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ登場した型式。運転席周りはそれまでのそれまでの車両と共通なものの、1992年には衝撃吸収式ステアリングに変更されています。基本は440系ですが、RE8型エンジンを搭載した高出力型が510系、さらに高出力なRF8型エンジンを搭載したものが520A系となります。

熊本200 か 500
(元 西武バス⇒熊本市)

U-UA440LSN(富士重工)
駅2
熊本駅


・KC-UA460/521A系

1997年に試作扱いで登場したフルフラットノンステップバスで、ボディは富士重工のみ。車体後部にエンジンを垂直横置きしているのが大きな特徴。試作車時代に導入したのは都営の他に名古屋市営、京都市営、熊本市営の3社がありましたが、既に全ての事業者で除籍されています。
UA460KAM系は、1998年に正式な型式証明を得た事からKC-UA460A系へと発展しています。

熊本200 か 946
(元 西武バス⇒熊本市)

KC-UA460LSN改(富士)
G1−2
熊本駅
G1−2
熊本駅
G1−2
熊本駅


・UA460KAM

1995年、平成6年排出ガス規制にU-UA440系を対応させた型式。U-UA440系のそれと同様、高出力エンジンを搭載した車両は型式が分けられ、521A系となります。1998年以降、ノンステップ車も設定されるようになりましたが、そちらは厳密にはKC-UA460A系となります。

熊本22 か 31-88
(元 熊本市交通局)

UA460KAM(富士重工)
駅2
熊本駅
駅2
熊本駅

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