16200系 観光特急「青の交響曲」
「しまかぜ」の様な観光特急、「つどい」のような観光列車、「かぎろひ」のような旅行会社専用の列車…等、様々な観光列車を生み出していた近鉄ですが、南大阪線系統にはこういった車両が存在しなかったことから、6200系の改造によって2016年に登場したのが「青の交響曲」で、「交響曲」の部分は「シンフォニー」と呼びます。南大阪線の沿線には、様々な歴史的な観光資源が存在することに注目し、「上質な大人旅」をコンセプトに改造が施されました。車内にはバーカウンターも設置され、それ以外の車内も豪華な物に改造されるなど、とても元々の車両が6200系だったとは(1点除き)思えない素晴らしい車両となりました。…唯一6200系時代の面影を残しているのが前面スタイルで、ここまで頑張っているのに顔がそのままなのが何だか微笑ましくも思えてきます。
立ち位置としては南大阪線版「しまかぜ」とも言えるこの車両、長い活躍を期待したいところですが新製ではなく6200系の改造で登場したため、どのくらい使うつもりなのかはよくわかりません。一度は乗ってみたいものですが。
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