見ての通り、国鉄が1957年に登場させたキハ20を譲渡したもの…と言ったら何人騙せるでしょうか。この車両はキハ20を模したスタイルにいすみ鉄道カラーを合わせて登場したキハ350の増備型として登場した車両で、内装はクロスシートに戻っています。見た目も国鉄色にしてしまったのが一番の違い。正直、側面を見なければ本当にキハ20にしか見えません。よくできています。
この車両、元々はクロスシートで登場したキハ300形の続番として「キハ303」となる予定でしたが、他社にキハ303がいるという理由で却下。では両運転台で1エンジン搭載であるところも共通しているのでいっそ「キハ20」の「303号」としてみては?という話になったものの、国鉄が現存しない事からオリジナリティを出したい、ということでその「303」に1000を足して「1303号」となった、という何とも鉄道マニア的な形式付与を受けました。マニアな社長がいるからこそ登場した車両、と言えるのかもしれませんね。
上写真は大原にて。
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