元々は加南線初のクロスシート車として1951年に登場したモハ5000形で、車両の大型化かつ間接制御方式の採用により同線の近代化を成し遂げた車両でした。同線へ6000・6010系が導入されると石川線へと転じ、その際にロングシート化が施されています。
1965年より走行装置の換装によりモハ3750形に形式を変更。1983年には車体更新も受け、旧型車があらかた引退した後も残り続けていましたが、2007年に引退し、現在は沿線に1両、遠く離れた千葉県いすみ市に1両がそれぞれ保存されています。
上写真はポッポの丘にて。
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