元々神戸市電500形として運行されていた車両で、神戸市電の廃止に伴い、車体更新が施されていた18両が全て広島電鉄へ移籍することになりました。殆ど改造されずに原型に近い状態で運用入りしています。
運用入り後、前面方向幕の大型化などが施され、3両は冷房化も施されましたが、元々製造から年数が経っていた事から徐々に運用から外れ、2021年現在は582のみが半ば動態保存のような状態で残っています。
神戸市電時代に改造がされていたとはいえ、元々は1924年に製造された車両でもあり、現在の経年は100年に迫る勢いとなっており、鋼体そのものは日本の営業用電車として最古参となっています。そんな車両が冷房化も施されている、というのはとても貴重な事となります。
立ち位置が立ち位置であるため滅多に運用されず、普段は千田車庫でのんびりしています。
上写真は582号。千田車庫にて。
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