3500形
1980年、次世代の路面電車のモデルとなる「軽快電車」の試作的な存在として登場した車両で、広島電鉄初のチョッパ制御車。同時に登場した実用車として長崎電気軌道の2000形が存在します(既に引退済み)。愛称は「ぐりーんらいなー」となり、この愛称は3車体4台車連接車の3950形まで続きました。後に量産車として登場した3700形と殆ど同じ見た目ではありますが、緑色の塗装が扉にかかっていない事や、台車のある部分も完全に車体で覆われている所が区別するポイントとなっています。

3700形以降の車両と比べると加減速の性能が劣る事や、試作車ゆえの不都合も多く、次第に運用から外れるようになり、2010年以降は殆ど運行されない状態が続き、実質「引退した」と言って差し支えない状態になっています。

尚、広電およびKATOのどちらからも公式にアナウンスはされていませんが、見た目から察するに、KATOの「ポケットライン」シリーズの「チビ電 ぼくの街の路面電車」シリーズで発売されている路面電車車両のモデルになっているのは、恐らくこの車両だと思われます(同車は、塗装も広島電鉄を踏襲したものになっています)。

上写真は荒手車庫にて。
簡単な年表
1980年 登場
2010年 ほぼ運行されない状態となる
最終更新:2015/1/24 ページの作成



〜編成別〜
3501F
【3】広島港
荒手車庫


〜形式別〜
3500B 3500C 3500A

3501B(荒手車庫)

3501C(荒手車庫)

3501A(荒手車庫)

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