日野 ポンチョ(2代) / 新潟交通

2004年の東京モーターショーに参考出品された純国産の小型ノンステップバス「ポンチョL」を量産化して2006年3月に登場したのが2代目ポンチョで、初代とはコンセプトから見た目まで全く別物のバスとなりました。ワゴン型のデザインで無くなったのは勿論、準日本製のバスとなったのも初代との大きな違いとなりました。この頃に日野自動車といすゞのバス製造事業が統合された事に伴い、J-BUSの小松営業所で製造されています。

それまでの小型バスと比べてとても個性的で愛嬌のある形にまとまっているのが見た目上の特徴と言えます。コミュニティバスとしての運行は勿論の事、大型バスが通れない路線用の一般車として導入されているケースも多く、新たなバス運行の形を作り出した車両とも言えそうです。2007年には競合車種である三菱エアロミディMEが製造を終了した事から、は小型路線バスとして一人勝ちの状態が続いていましたが、2020年代に入っての日野の不祥事によって製造が進まなくなり、小型バスを海外車種に頼らざるを得ない状況になっているのが困った所。早く元通り製造を再開できれば良いのですが…。

上写真はH1065-H、新潟駅にて。
最終更新:2023/10/9 ページの作成。



・SKG/SDG-HX9J系

2011年、平成22年排出ガス規制に適合した型式で、MT車に関しては平成27年度燃費基準も達成しました。この型式の導入のタイミングでリエッセの生産が終了となった為、それ以降の小型バスはポンチョの独壇場となりました。MT車なら「SKG」、AT車なら「ADG」となります。外見からの区別は出来ません。
また、2012年3月には電気バス仕様「HINO PONCHO LOW-FLOOR ELECTRIC COMMUNITY BUS」が開発されました。この車両の型式はSDG-HX9JLBE改となります。この車両は試験的な存在であり、路線バスとして実用的なレベルまで航続距離を延ばすためには、未だ開発されていない、現在の10倍程度の性能を持つバッテリーが必要となります。

【入船】H1065-H

新潟200 か 10-65
SDG-HX9JLBE(J-BUS)
新潟駅行き
新潟駅
回送
新潟駅
回送
新潟駅


・2DG-HX9J系

2017年12月、平成28年排出ガス規制に適合し、排出ガス浄化システムにDPRに加え、尿素SCRシステムが採用された他、室内灯がLED化されています。

【入船】H1267-H
新潟200 か 12-67
2DG-HX9JLCE(J-BUS)
ともにプロジェクト
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