300形
1956年から徐々に導入され、最大で2両編成6本が活躍していた形式で、全ての編成が異なる経歴を持っており、見た目も全く異なるものとなりました。現在連接車体を基本としている江ノ電において、最初に連接構造を採用した形式でもあります。

2012年現在、残っている編成は305編成のみ。この車両は京王2000系の台枠を再利用しているものの、実質新造編成と言って差し支えない存在であり、これは6本の編成の中でも唯一のものとなっています。駆動装置もカルダンに改められ、自動放送も設置されていますが、車内が未だに木床だったりするなど、レトロな雰囲気は色濃く残っています。

江ノ電のイメージリーダー的な存在であるため、長い活躍を期待したいものです。

上写真は305編成、極楽寺にて。
簡単な年表
1953年 301F登場(100形からの改造)
1957年 302F・303F登場(〃)
1958年 304F登場(〃)
1960年 305F登場
1968年 306F登場(200形からの改造)
1989年 305F更新
1991年 304F更新・306F引退(2000形2002Fへ代替)
1992年 301F引退(2000形2003Fへ代替)・303F更新
1997年 302F引退(10形へ代替)
2005年 304F引退(500形501Fへ代替)
2008年 303F引退(500形502Fへ代替)
最終更新:2021/10/11
【編成別】305Fに4枚追加。
【形式別】2枚とも追加。
【Others】3段目の5枚を追加。
【風景】1枚追加。



【写真】

〜編成別〜
305編成
藤沢⇔鎌倉
極楽寺
藤沢⇔鎌倉
極楽寺
藤沢⇔鎌倉
由比ヶ浜
藤沢⇔鎌倉
江ノ島
江ノ島江ノ島
藤沢⇔鎌倉
江ノ島


〜形式(車両)別〜
300形
305(江ノ島)

355(江ノ島)


〜保存車〜
303
(江ノ島駅待合室内)


〜Others〜
ドア番号はパっと見た感じではよくあるタイプに見えますが、よく見てみると形が歪。どうやら手書きのようです。他の編成もそうだったのかはわかりません。
車内 305F 吊り革 ドア 左開き 標識灯 305F 標識灯 303F 運転台 303F
運転台 305F 製造プレート EERロゴ 側灯 車外スピーカー
ドア 左開き
注意表示あり
ドア 右開き
注意表示あり
パンタグラフ 台車


〜行先サボ〜
藤沢⇔鎌倉


〜車両の音〜
・300形(305編成)走行音

【江ノ島電鉄線】鎌倉高校前〜七里ヶ浜(2分49秒:922KB)

見た目から吊り掛け式を期待してしまいますが走行装置は更新されているのでごく普通のカルダン駆動となっています。車内自動放送も設置されているため、サービス面では他の車両とあまり変わらないのかもしれません。むしろ古くて多少乗り心地が悪いほうが「らしい」のかもしれませんね。



〜映像〜
300形(305編成)ドア開閉(youtube)

300形は、編成ごとに経歴が異なる面白い車両。現存している編成は一番見た目も無難な305編成で、走行装置もカルダンに変更されていますが、木床だったりドア番号が手書きだったりするので、古さは十分実感できそうです。 扉の動きはごく普通。大きな金具で窓を押さえつけています。



〜風景・並び〜
車内車内江ノ島

江ノ電のTopへ関東地方の鉄道のTopへ鉄道データのTopへTopへ