1000形
日立電鉄に譲渡されるはずだった営団2000形が計画変更で余ったものを譲り受け、その車体を両運転台化し、営団1500形と3000系の主要機器とパンタグラフを取り付け、富士急5700形の台車を取り付けて登場したゴテゴテな車両。旧来の車両の置き換えが出来て且つ単行運転が可能であった同車は銚子電鉄にとって非常に重宝され、様々な塗装も施されて話題を呼んでいました。

最終的には3000系の導入により2016年に運行を終了し、1両は保存、1両は仲ノ町の車庫の入換用として用いられています。

上写真は1002号。仲ノ町にて。
簡単な年表
1959年 登場
1994年 銚子電鉄に譲渡。
最終更新:2020/11/27
【車両別】1002に1枚追加。
【保存車】1001を追加。
【Others】検査表記を追加。
【映像】1点追加。
【風景】1枚追加。



1000形も引退までの間に様々な塗装が施されていましたが、この塗装は漫画「鉄子の旅」の作者による物で、車体上部のオレンジは銚子の初日の出、下部の青と白は海をイメージしているとのこと。営団地下鉄時代の塗装に復刻されるまでこの塗装での運行が続きました。

撮影地:仲ノ町
1001号は、ゲーム「桃太郎電鉄」の20周年を記念し、2007年4月から2012年5月まで同作品のラッピングが車内外に施されていました。当初は3年間の予定でしたが延長されたとのこと。

撮影地:仲ノ町
1000形は2両とも最末期は営団地下鉄時代の塗装に復刻され、1001号が2012年8月から銀座線末期のオレンジ色一色に、1002号が2011年11月から丸ノ内線方南町支線用の塗装に塗り替えられ、そのまま引退まで運行されました。1002号は引退後も機械扱いで残っている(2020/11現在)ようで、仲ノ町の車庫の入換に用いられているようですが、旅客用に用いなくなったことから車体はボロボロなようです。

撮影地:仲ノ町
一方の1001号は引退後に松戸市の「昭和の杜博物館」に保存されることになり、この際に車体上部の塗装が異なる旧来の銀座線の塗装に変更されたほか、片側の前面の行き先、車両番号が銀座線仕様に復刻されています。

撮影地:昭和の杜博物館


〜車両別〜
1001
除籍
仲ノ町 仲ノ町 笠上黒生 仲ノ町 仲ノ町 犬吠
外川
1002
除籍
仲ノ町 仲ノ町 仲ノ町 仲ノ町 仲ノ町 仲ノ町
仲ノ町


〜保存車〜
1001
(昭和の杜博物館)


〜Others〜
ドア パンタグラフ 台車 CDKロゴ 扇風機 非常灯
つり革 製造表示 車内(1001)
桃鉄ラッピング時
検査表記


〜車両の音〜
・1000形走行音

銚子電鉄線:海鹿島→西海鹿島(1分12秒:394KB)…1001にて

音そのものは営団2000形とは別物で、3000系の走行装置を使用しています。自動放送も設置され、ワンマン運転にも対応しています…が、基本的に速度はあまり出さないので、走行音をとってもいまいちパっとしません。



〜映像〜
1000形ドア開閉(youtube)

元営団銀座線2000形(1900形)の1000形。ドアの動き自体は、このタイプの扉を持つ旧営団地下鉄の車両と全く変わりません。


〜風景・並び〜
仲ノ町

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