70-000形
りんかい線開業当初からの車両で、基本的に当時製造されていたJR東日本の209系を基にした車両となりました。とはいえ、基本的な構造が似ているだけで前面も車内も全く違います。

当初4両編成での登場となりましたが、後にこれが6両編成に増強され、さらに埼京線への直通運転が開始されると10両編成に組み替えられました。その際に何両か車両が余ることになり、その余った車両はほとんど209系と機器が共通なことからJR東日本に売却され209系3100番台として川越・八高線へと導入されています。私鉄からJRに車両が譲渡された珍しい例だと言えるでしょう。

上写真は70-010F。大崎にて。
簡単な年表
1996年 登場
2002年 10両編成登場。
2004年 余った車両を209系3100番台に改造。
最終更新:2020/3/11
【編成別】90F(1枚)、10F,70F(2枚)を追加。
【ラッピング】東京五輪を全て追加。
【形式別】ラッピング車全て、021、022、023を追加。
【Others】パンタグラフを置き換え。
【車両の音】IGBT車の走行音を追加。
【映像】武蔵浦和発車、東雲発着を追加。
【風景】3枚追加。



【写真】

10両化を施していた間、6両や4両の編成はこのように前面にその旨を表示していました。恐らく、近いうちに10両編成に統一することになっていたからでしょうか、いかにも間に合わせ、といった形の表示方法が取られていました。勿論、早々にこの状況は解消されています。

撮影場所:大崎
10連化が行われた際、余った先頭車2組と中間2両はJR東日本へと譲渡され、209系3100番台となりました。この時譲渡されたのは当時の70-020Fの先頭車と中間2両、70-030Fの先頭車なのですが、これらの2編成は70-040Fと050Fから車両を捻出&改番の上現在も残っています。そのまま040Fと050Fを残すんじゃダメだったんですかね。

撮影場所:大崎

〜編成別〜
70-010F
快速 川越行き
池袋
埼京線
池袋
埼京線直通
りんかい線10th
東雲
りんかい線
大崎
りんかい線
大崎
新木場行き
大崎
快速 川越行き
赤羽
埼京線
赤羽
新宿行き
赤羽
埼京線
赤羽
埼京線
十条
新木場行き
大崎
新木場行き
大崎
埼京線
池袋
快速 川越行き
東京五輪2020
池袋
新宿行き
東京五輪2020
武蔵浦和
70-020F
新木場行き
りんかい線10th
大崎
りんかい線
りんかい線10th
大崎
快速 川越行き
恵比寿
70-030F
りんかい線
お台場電車
大崎
新木場行き
お台場電車
大崎
りんかい線
大崎
70-040F
現:020F
天王洲アイル行
新木場
70-050F
現:030F
新木場行き
大崎
70-060F
りんかい線直通
りんかい線10th

池袋
新木場行き
大崎
りんかい線
りんかい線10th
東雲
快速 川越行き
りんかい線10th
大崎
埼京線
りんかい線10th
大崎
埼京線
池袋
快速 川越行き
十条
埼京線
大崎
快速 川越行き
五反田
天王洲アイル行
新木場
70-070F
新木場行き
大崎
新木場行き
大崎
りんかい線
大崎
新木場行き
大崎
70-080F
快速 川越行き
原宿
大崎行き
りんかい線10th
東雲
りんかい線
りんかい線10th
大崎
新木場行き
りんかい線10th
大崎
埼京線
お台場電車
武蔵浦和
快速 川越行き
大崎
りんかい線
大崎
70-090F
大宮行き
十条
りんかい線直通
池袋
りんかい線直通
十条
快速 川越行き
お台場電車
大崎
りんかい線
大崎
りんかい線直通
五反田
70-100F
りんかい線直通
大崎
新木場行き
大崎



〜ラッピング・ロゴ等〜
りんかい線
10th Anniversary
お台場電車
りんかい線
東京五輪
2020
1号車海側
10号車山側
2号車海側
9号車山側
3号車海側
8号車山側
4号車海側
7号車山側
5号車海側
6号車山側
6号車海側
5号車山側
7号車海側
4号車山側
8号車海側
3号車山側
9号車海側
2号車山側
10号車海側
1号車山側
その他
各車ロゴ


〜形式別〜
70-000形
(Tc2B)
1号車

70-019(大崎)

70-019(武蔵浦和)
70-000形
(M2A)
2/8号車

70-012(大崎)

70-012(武蔵浦和)

70-018(大崎)

70-018(武蔵浦和)

70-022(東雲)
70-000形
(M1A)
3/6/9号車

70-011(大崎)

70-011(武蔵浦和)

70-014(大崎)

70-014(武蔵浦和)

70-017(大崎)

70-017(武蔵浦和)

70-021(東雲)

70-023(東雲)
70-000形
(T2A)
4/7号車

70-013(大崎)

70-013(武蔵浦和)

70-016(大崎)

70-016(武蔵浦和)
70-000形
(M2B)
5号車

70-015(大崎)

70-015(武蔵浦和)
70-000形
(Tc2A)
10号車

70-010(大崎)

70-010(武蔵浦和)


〜ドア〜
前期車 LED有 前期車 LCD有
黄帯 / 注意表記
後期車 LED有 後期車 LED無 後期車 LCD有
黄帯 / 注意表記


〜Others〜
車内 前期車 車内 後期車
基本的にドア以外は
変化なし。
車内 後期車
袖仕切り増設後
貫通扉 扉上案内表示
LED
扉上案内表示
LCD
吊り革車椅子スペース座席袖仕切り座席優先席台車
転落防止幌 パンタグラフ 標識灯 標識灯 LED


〜行先表示〜
新木場 りんかい線 快速 川越 快速 埼京線


〜車両の音〜
・70-000形三菱GTO走行音

【JR埼京線】武蔵浦和〜与野本町(3分53秒:1.23MB)

基本的にJR東日本の209系と変わりないので、209系と同じ三菱GTOを採用していました。現在は全ての車両で機器更新が完了しているものの、そちらの走行音も209系のそれと変わりません。

・70-000形三菱IGBT走行音

【りんかい線】東京テレポート〜国際展示場(2分00秒:653KB)

上記の通り、機器更新後も209系とモーター音は同じで、E233系に準じた三菱IGBTとなっています。当初は設置されていなかった自動放送も後に設置が完了しています。



〜映像〜
Z1編成東京五輪ラッピング編成武蔵浦和発車(youtube)

2020年に入り、五輪の開催が迫ってきたという事で、JR東日本の各線以外にも五輪マスコットのラッピング車両が増える事になりました。りんかい線もそのうちの1つで、五輪種目のラッピングが所狭しと並べられたその様子はそれまでのラッピング車と比べてもインパクトが非常に大きい物に思えます。

70-000F三菱IGBT東雲発着(youtube)

Z9編成発車→反対側のZ7編成発車→Z9編成到着〜発車、となります。
JR東日本の209系をベースとしつつも、内装等には独自の特徴が多い70-000形。モーターは209系同様の三菱GTOでしたが、現在は全ての車両がE233系と同様の三菱IGBTに更新されています。具体化こそしていない物の後継車の計画があるようなので、当たり前のように見れる内に見ておきたいところですね。

Z9編成三菱GTO十条発車(youtube)

埼京線に乗り入れるりんかい線の70-000形。VVVF車ということもあり、埼京線でこれが来ると個人的にはアタリという印象です。そんな70-000形、JR東日本の209系と基本的に設計が同じな事から同様の機器更新が進められ、現在は全ての編成がIGBTに更新されています。

70-000形(後期車)ドア開閉(youtube)

もともと4両だったりんかい線。後に6両編成となり、そして全線開通に伴い10両編成が登場することになりました。その際増備された車両(恐らく10両化の際に登場した車両のみ)は扉の形状が若干変化し、外からの見た目がいわゆる「209系扉」と同じものになりました。それでも内側には化粧板がはられているため、それまでの70-000形とイメージ自体は変わりません。現状、このタイプの扉を持つ70-000形が殆どとなっていますが、編成中間または先頭の何両かは初期の車両、という編成も勿論存在します。

ドアが動く時に音がすることを考えると、母体となった209系ではあまり数がいない空気式のドアエンジンを用いているものと思われます。



〜風景・並び〜
十条大崎大崎大崎大崎大崎


〜その他〜

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