日産ディーゼル UA / 昭和自動車
日産ディーゼルではバスの車種名は特に設けられず、この様な型式の記号をそのまま名称として長年使用していました。10〜12mの大型バスが「UA」と呼ばれており、歴史をたどると1973年に昭和48年排出ガス規制に伴って既存の4R/RR系をモデルチェンジして登場したのが最初になります。
また、日産ディーゼルは自社で車体を製造していなかったことから、長年にわたって富士重工や西日本車体工業を中心とした資本関係のない事業者で車体が作られていました。このため、どのモデルからどのモデルに変わった時にモデルチェンジとするのか、というのが曖昧で、モデルの何代目何代目とは言い辛いのが他のバスの製造会社と比べて分かりづらい所でもありました。2005年以降、社内のブランド仕様を統一するために「スペースランナーRA」の名称が設けられた為、それ以降とそれ以前でページを分割することとします。

昭和自動車に限らず九州の事業者ならよくある話なのですが、西工車体を持った車両を用いた中距離の高速バスを運行している事があり、あまり本州では見かけないタイプの車両も見る事が出来ます。

上写真は0258、唐津営業所にて。
最終更新:2023/7/12 ページの作成。



・U-UA440/510/520A系

富士重工の車体が7Eに変わった2代目のモデルで、1990年に平成元年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ登場した型式。運転席周りはそれまでのそれまでの車両と共通なものの、1992年には衝撃吸収式ステアリングに変更されています。基本は440系ですが、RE8型エンジンを搭載した高出力型が510系、さらに高出力なRF8型エンジンを搭載したものが520A系となります。

【唐津】0258
(元 西武バス)
佐賀200 か 834
U-UA440LSN(富士)
唐津営業所 唐津営業所


・KL-UA452/272A系

2000年、KC-UA460A系に平成11年排出ガス規制に対応したマイナーチェンジを施した型式で、2003年の富士重工のバス製造撤退以降は全て西日本車体工業が車体を製造しています。2005年にスペースランナーRAの車種名が導入される前の最後の型式となりました。

【唐津】
佐賀200 か 172

KL-UA452TAN(西工)
高速 唐津行き
唐津営業所
【唐津】
佐賀200 か 296

KL-UA452TAN(西工)
唐津営業所

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