いすゞキュービック / 京成バス

1984年、昭和58年排出ガス規制に対応した際にそれまで製造されていたC型をモデルチェンジして登場したのがキュービックで、いすゞ製の路線バスとして初めてとなるスケルトンボディのバスとなりました。他社のスケルトンボディと比べて、傾斜のあるデザインの上に大きな1枚窓となった前面スタイル等、非常に斬新なデザインで登場し、路線バスの一時代を築き上げました。2000年以降はエルガに製造が移行し、その時点で製造を終了しています。

基本のいすゞ純正の車体の他に、富士重工や西日本車体工業の車体を持つ車両も数多く製造されました。京成バスでは富士重工の車体を持つ車両が非常に多く在籍しており、寧ろ其方の車体を持つ車両の方がメインと言って差し支えない状況でした。

上写真は2197、西船橋駅にて。
最終更新:2020/10/12
【P-LV】2124(新規)、2130(1枚)追加。
【U-LV】2152、2157、2161を追加。



・P-LV214/314/218/318系

1984年に登場した初代のキュービックは、モノコック時代の製法を残しつつも大幅に角ばった車体形状、大型化した窓等、非常に斬新なスタイルを実現しました。エンジン出力とサスペンションによって型式の数字が分かれている為やや複雑ですが、エンジン出力220psでエアサスなら214、リーフサスなら314。エンジン出力275psでエアサスなら218、リーフサスなら318となります。
京成バスでは富士重工といすゞが共に多く導入されていました。富士重工の車両については、丁度5Eから7Eに切り替わった代でもあった為、大別して3種類の車体の車両が導入されたと言えます。

【市川】2101

習志野22 を 20-56
P-LV314L(富士重工)
本八幡駅行
東菅野1-八幡4
本八幡駅行
東菅野1-八幡4
【市川】2102

習志野22 を 20-66
P-LV314L(富士重工)
大野町四丁目行
本八幡駅
【市川】2124

習志野22 を 22-41
P-LV314L(いすゞ)
西船橋駅行き
東菅野5
【市川】2130

習志野22 を 22-91
P-LV314L(富士重工)
本八幡駅行
八幡4-八幡駅
本八幡駅行
八幡4-八幡駅
本八幡駅行
八幡4-八幡駅


・U-LV224/324/218/318系

1990年に平成元年排出ガス規制に適合して登場したモデルで、いすゞ純正の車体を持つ車両に関しては、車体のリベットレス化や窓枠の指示方法などを大幅に見直し、他社と比べて見劣りしない構造に進化したのが大きな特徴。分かりやすいポイントとして、後面のスタイルが凹凸の無いフラットな物に変化した事が挙げられます。先代同様型式記号後の数字の種類が複雑で、エンジン出力が230psでエアサスなら224、リーフサスなら324。エンジン出力が275psでエアサスなら218、リーフサスなら318となります。
京成バスではP-代同様、富士重工といすゞが共に多く導入されていました。

【奥戸】1166

足立22 を 50-11
U-LV324L(いすゞ)
回送車
船橋営業所
【市川】2138

習志野200 か 482
U-LV324L(富士重工)
本八幡駅行
京成八幡駅
【市川】2148

習志野22 を 25-04
U-LV324L(富士重工)
本八幡駅行
京成八幡駅
【市川】2152

習志野22 を 25-18
U-LV324L(富士重工)
本八幡駅行き
東菅野5
【市川】2157

習志野22 を 26-02
U-LV324L(富士重工)
市川駅行き
東菅野5
【市川】2158

習志野22 を 26-16
U-LV324L(富士重工)
高塚行き
本八幡駅
【市川】2161

習志野22 を 26-33
U-LV324L(いすゞ)
東菅野5行き
東菅野5
【市川】2163

習志野22 を 26-35
U-LV324L(いすゞ)
中沢行き
西船橋駅
【市川】2168

習志野22 を 27-31
U-LV324L(いすゞ)
高塚行き
本八幡駅


・KC-LV280/380系

1995年、平成6年排出ガス規制に適合させた際、マイナーチェンジが施され、低床化に加えて全高を下げたのが主な変化となりました。また、ワンステップ、ノンステップ車両の導入も見越したことから車体側面の構造自体がそもそも見直されることになりました。アイドリングストップの展開強化も実施されています。型式は、エアサスなら280、リーフサスなら380となります。

【市川】2103

習志野200 か 628
KC-LV380L(いすゞ)
柏井車庫行
本八幡駅
本八幡駅行
京成八幡駅
柏井車庫行
本八幡駅
【市川】2128

習志野200 か 11-31
KC-LV380L(いすゞ)
西55
西船橋駅
西55
西船橋駅
【市川】2189

習志野22 を 30-84
KC-LV380L(富士重工)
本八幡駅行
本八幡駅
【市川】2194

習志野22 を 31-36
KC-LV380L(富士重工)
市川北高校行
本八幡駅
【市川】2196

習志野22 を 31-81
KC-LV380L(いすゞ)
西55
西船橋駅
西55
西船橋駅
大町駅行
本八幡駅
【市川】2197

習志野22 を 31-82
KC-LV380L(いすゞ)
西55
西船橋駅
西55
西船橋駅
【市川】2198

習志野22 を 31-83
KC-LV380L(いすゞ)
西55
西船橋駅
西55
西船橋駅
回送車
東菅野5
【市川】2201

習志野22 か 32-01
KC-LV380L(いすゞ)
市川北高校行
本八幡駅
【金町】8212

足立22 か 54-17
KC-LV380N(いすゞ)
新小53
亀有駅
新小53
亀有駅


・KC-LV832系

1999年、高圧ガス保安法の改正により、CNG車のガスボンベに軽量素材が使用可能となった事から、NE-LV288/388系を基にCNGノンステップバスとして登場したのがKC-LV832系で、路線バスのバリアフリー化と低公害化の両立を達成しました。

導入した事業者は少なく、ガスボンベの検査や交換に非常にコストがかかる事や、CNG車で他社への移籍も難しい事から、退役後に第2の人生を得る車両も殆どいないようです。

【金町】8218

足立22 か 55-21
KC-LV832N(いすゞ)
貸切
金町駅


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