日野ポンチョ(2代) / 京成バスシステム

2004年の東京モーターショーに参考出品された純国産の小型ノンステップバス「ポンチョL」を量産化して2006年3月に登場したのが2代目ポンチョで、初代とはコンセプトから見た目まで全く別物のバスとなりました。ワゴン型のデザインで無くなったのは勿論、準日本製のバスとなったのも初代との大きな違いとなりました。この頃に日野自動車といすゞのバス製造事業が統合された事に伴い、J-BUSの小松営業所で製造されています。

それまでの小型バスと比べてとても個性的で愛嬌のある形にまとまっているのが見た目上の特徴と言えます。コミュニティバスとしての運行は勿論の事、大型バスが通れない路線用の一般車として導入されているケースも多く、新たなバス運行の形を作り出した車両とも言えそうです。また、2007年には競合車種である三菱エアロミディMEが製造を終了した事から、現在は小型路線バスとして一人勝ちの状態が続いており、今後も当面の間その勢いは続くことでしょう。

上写真はKS-1413、西船橋駅にて。
最終更新:2020/4/4 ページの作成。



【写真】

・ADG/BDG-HX6J系

2006年3月に登場した2代目ポンチョ最初のモデルで、平成17年排出ガス規制に適合しています。2007年には一部改良を施し、NOx・POMを共に10%低減させています。その改良車が「BDG」、それまでに登場した車両は「ADG」ですが、見た目の差は殆ど無く、型式としても同一の車両として扱われています。

KBSでは東京ベイシティ交通から移籍した車両が真っ白な塗装で在籍していますが、特定用かと思いきや普通に路線バスに入っていました。今後塗装が施されるのかどうかは不明。このままだとしたら個性派として残る事になりますね。

KS-1400
元東京ベイシティ交通
習志野200 か 940
BDG-HX6JLAE(J-BUS)
西船橋駅西船橋駅西船橋駅


・SKG/SDG-HX6J系

2011年、平成22年排出ガス規制に適合した型式で、MT車に関しては平成27年度燃費基準も達成しました。この型式の導入のタイミングでリエッセの生産が終了となった為、それ以降の小型バスはポンチョの独壇場となりました。MT車なら「SKG」、AT車なら「ADG」となります。外見からの区別は出来ません。

また、2012年3月には電気バス仕様「HINO PONCHO LOW-FLOOR ELECTRIC COMMUNITY BUS」が開発されました。この車両の型式はSDG-HX9JLBE改となります。この車両は試験的な存在であり、路線バスとして実用的なレベルまで航続距離を延ばすためには、未だ開発されていない、現在の10倍程度の性能を持つバッテリーが必要となります。

京成ではコミュニティバスとしての運行が殆どなポンチョも、KBSにおいては小型バス用の路線の専用車として運行されています。

KS-1410

習志野230 あ 14-10
SDG-HX9JLBE(J-BUS)
回送車
船橋駅
回送車
船橋駅
KS-1411

習志野230 あ 14-11
SDG-HX9JLBE(J-BUS)
回送車
下総中山駅付近
回送車
下総中山駅付近
KS-1412

習志野230 あ 14-12
SDG-HX9JLBE(J-BUS)
下総中山駅行
下総中山駅
下総中山駅行
下総中山駅
KS-1413

習志野230 あ 14-13
SDG-HX9JLBE(J-BUS)
下総中山駅行
下総中山駅

西船橋駅

本社営業所
回送車
下総中山駅
回送車
下総中山駅

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