(撮影地:伊予大洲)
キハ47系 観光列車「伊予灘ものがたり」

2014年から、予讃線の非電化区間で運行を開始した観光列車で、運行ダイヤによってそれぞれ別々の愛称が設けられており、伊予大洲行きは「大洲編」、伊予大洲発の松山行きが「双海編」、八幡浜行きは「八幡浜編」、八幡浜発の松山行きが「道後編」となっています。このうち、道後編以外の3本については、事前予約制の食事サービスが実施されています。車両はキハ47を改造した「キロ47」という新形式。見た目や内装から、JR九州でお馴染みの水戸岡鋭治がデザインを担当したと思われがちですが、氏はこの列車にはかかわっていません。

この列車、運行開始以後非常に高い評価を得ています。美しい景観、アテンダントの方々や地元の方々によるおもてなし、レベルの高い供食サービスなどが評価され、日経新聞調べのお勧めの観光列車(2015/8に実施)で堂々の第1位を獲得しています。

私的な感想となりますが、今までで一番感動した観光列車はJR九州の「海幸山幸」だったのですが、この列車はそれに並ぶほどの感動を与えてくれました。美しい景色、人々(スタッフだけじゃなくて地元の人も)の温かさを感じられるのはやはり素敵なものです。乗車の際、地元の方々が数えきれないほどの場所で手を振ってくれます。行く先々で歓迎してもらえるのは本当に嬉しいものです。気が付いたら是非振り返してあげてくださいね。

この列車、立ち位置としても海幸山幸に近いものがあるのではないかと思います。違いは食事の有無と言ったところでしょうか。タイフォンから音楽が流れるのも同列車に近しい特徴で、駅発着時や停車中に流されることが多いようです。

双海編に乗車後、折り返しの八幡浜編として出発してゆく列車を見送る際、感動的な音楽を奏でながら出発してゆく列車を、自分も手を振る人の一人になって見送ったのでした。

簡単な年表
2014年 登場
2017年 車内を少しリニューアル
最終更新:2017/5/16
【編成写真】茜に4枚、黄金に6枚追加。
【形式別】2枚追加。
【装飾】茜に4枚、黄金に5枚追加。
【Others】茜に4枚、黄金に10枚、共通に2枚追加。
【車両の音】ミュージックホーンを追加。
【風景】16枚追加。



〜編成写真〜
「茜の章」側
松山伊予大洲下灘松山松山
「黄金の章」側
松山松山松山伊予大洲伊予上灘伊予上灘
伊予上灘伊予上灘松山


〜形式別〜
キロ47-1401『茜の章』

伊予上灘にて
キロ47-1402『黄金の章』

伊予上灘にて


〜ロゴ・装飾など〜
キロ47-1401
「茜の章」
キロ47-1402
「黄金の章」


〜Others〜
キロ47-1401
「茜の章」
ドア車内車内
リニューアル後
車内照明の一例車内案内
双海編
貫通扉
キロ47-1402
「黄金の章」
ドア車内車内
リニューアル後
車内案内
双海編
座席の一例テーブル上小物
車内照明の一例貫通扉洗面台ダイニングバー
共通
前面愛称表示箸とお手拭き


〜車両の音〜
伊予灘ものがたり ミュージックホーン

まだ乗車はしていなかった初めての出会いの時に度肝を抜かれたこの音楽。実際乗ってきて、最後に出発してゆく列車が鳴らして出発するのを手を振りながら見送ると…もう、感動はひとしお。不覚にも感動で涙が止まらなくなり暫く物陰に隠れていました。

こんな素敵な曲を作ったのは地元の音楽家の向井浩二という方。車内で流れる伊予灘ものがたりの歌ともども、CDにでもならないかなぁ…なんて思っています。ミュージックッホーンと言ってはいますが、警笛目的で鳴らされることは皆無で、列車の発着時に流されることになっています。この辺も海幸山幸と同じですね。

59秒(322KB)


〜映像〜
伊予灘ものがたり 松山発車(youtube)

松山から予讃線の南部を走る観光列車「伊予灘ものがたり」。水戸岡鋭治がデザインに関わっているわけではないのですが、何だか氏のデザインの列車と似た雰囲気を感じます。松山駅発車時は駅関係者が揃ってお見送りに来てくれるようです。素敵な演出ですね。

何より驚いたのは、前面のスピーカーから到着&発車時に音楽が流れる事。この音楽とこの演出が相まって、ちょっと感動してしまいました。

そして後日実際に乗車したら、一生レベルの感動がそこにはありました。



〜風景・並び〜
松山下灘下灘下灘下灘下灘
下灘下灘下灘下灘下灘下灘
下灘下灘伊予上灘伊予上灘伊予上灘

JR四国のTopへTopへ