キハ185
四国地方で運用されていたキハ58形、キハ65形を置き換え、且つその両車で運用されていた急行を特急に格上げする目的で登場した車両。1987年のローレル賞を受章しています。…が、四国ではほどなく振り子装置を採用した2000系が登場してしまい、キハ185系は主役の座からすぐに下ろされてしまいました。現在キハ185系で運用される特急は「むろと」「剣山」などの徳島地区の特急が殆どで、その他は臨時の代走に用いられてる程度。普通列車に改造されてしまった車両があったり、JR九州に売却される車両も発生するなど、なかなか悲しい状況に…。

そんな中、2017年にキハ185を改造した観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の運行が始まり、これをきっかけにキハ185を改造した観光列車が多数誕生することになりました。これをきっかけに車両そのものも注目されると良いですね。

上写真は徳島にてキハ185 17+キハ185 1015の編成。
簡単な年表
1986年 登場
1987年 ローレル賞を受賞
最終更新:2017/10/10
【編成別】11に2枚、12に1枚追加。
【行き先】うずしお 徳島を追加。



緑帯のキハ185が2両存在しています。登場当初のキハ185系はこれに似た色が塗られていた(この色は厳密にはその当時の色とちょっと違う)のですが、特にそのリバイバルという訳では無く、この車両はキクハ32形の運用の際に連結される車両に充てられており、その区別のためこの色になったとのこと。トロッコ運用以外でも普段から2両で特急などの運用にも入っています。

撮影地:松山
キハ185系にはこんな色も存在しています。これは、1996年に運用を開始した特急「剣山」用の塗装とされているのですが、実際は既存の色のキハ185系と混用されることが多く、あんまり塗装変更の意味がないように感じます…。

撮影地:徳島
こちらのキハ185は、普通列車用に格下げされた3100番台。2000系の登場により早くも特急運用を追われてしまったキハ185は、松山地区で普通列車としても使用されています。随分贅沢な普通列車のように思えますが、トイレは設置されていなかったりします。

撮影地:松山
ジョイフルトレインである「アイランドエクスプレス四国U」はキハ185系の中間車2両で運行されています。その2両を挟むために用いられているのがキハ185-11と12で、車端部の塗装が2両のものに合わせられています。同車が運行されない時はただのキハ185として何かしらの運行に用いられているようです。

撮影地:徳島


〜編成別〜(記載しているのは先頭車の番号)
11
むろと
徳島
うずしお
高松
うずしお
高松
12
むろと
徳島
うずしお
高松
17
むろと
徳島
むろと
徳島
剣山
徳島
19
うずしお
徳島
うずしお
徳島
うずしお
徳島
うずしお
徳島
剣山
徳島
22
うずしお
徳島
うずしお
徳島
うずしお
徳島
26
ホームタウン阿南
徳島
むろと
徳島
1015
むろと
徳島
剣山
徳島
1017
剣山
徳島
剣山
徳島


〜編成別(3100番台)〜(記載しているのは先頭車の番号)
3103
伊予大洲行き
松山
伊予大洲行き
松山
3106
伊予大洲行き
松山
3109
松山行き
松山
伊予大洲行き
松山
3113
伊予大洲行き
松山
松山行き
松山


〜形式別〜
キハ185
0番台
17(徳島)

0番台
19(徳島)

0番台
20(徳島)

0番台
22(徳島)

0番台
26(徳島)

1000番台
1015(徳島)

1000番台
1017(徳島)

3100番台
3106(松山)

3100番台
3113(松山)


〜ラッピング等〜
アイランドエクスプレス四国U
(キハ185-11・12)


〜Others〜
左開き 右開き 車内 貫通扉 台車 テーブル


〜行先・愛称表示〜
【前面】
愛称
剣山 むろと うずしお
【側面】
愛称・行先
剣山 阿波池田 剣山 穴吹 むろと 牟岐 うずしお 高松 うずしお 徳島


〜車両の音〜
・キハ185系車内放送

【特急むろと1号】牟岐到着時(48秒:266KB)

自動放送はついていませんが車内チャイムは存在しており、JR四国の汎用チャイムのうち、8000系等に搭載されている音色で且つ音程がやや高いタイプが使用されています。チャイムの曲名は「潮風」だと記述されているのを見たことがありますが、公式の記述ではないので実際の曲名なのかどうかはわかりません。



〜風景・並び〜
徳島 徳島 徳島 徳島 徳島 徳島
徳島 松山

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