1984年から、長崎本線や佐世保線での運用を考慮して導入された車両で、見ての通り寝台特急として使用していた583系からの改造。国鉄の財政状況が悪化していたことからこのような車両が登場したわけですが、いかにも一時しのぎと言った存在の割には長い活躍となり、JR九州にも引き継がれて1998年まで活躍が続きました。
さてさて、上の画像が583系(581系)にしか見えないという方のために補足でご説明すると、門司港にある九州鉄道記念館に保存されているこの581系っぽいもの。実は715系として活躍していた車両で、塗装と車両番号を581系時代のものに戻して雰囲気を出してみた、という車両だったりします。特急型に詳しい人なら側窓がユニットサッシになっていること、扉が2か所あることなどから715系だと瞬時に見抜けるかもしれませんね。
本来の「581系」として見たい方にとっては少し残念な車両なのかもしれませんが、貴重な715系の生き残りであると考えるとこれはこれで貴重な存在だったりします。
上写真は九州鉄道記念館にて。
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