400系
在来線区間へ直通する「ミニ新幹線」の初代が400系。この車両の登場とともに「つばさ」が設定され、在来線を走行、踏切も通過する変わった新幹線が登場することになりました。勿論、在来線区間でも新幹線のごとく怒涛の速度で突っ走るということはなく、在来線区間は速度を出してもせいぜい130キロくらいまで。車体も通常の新幹線と同じでは在来線の車両限界に到底対応できないことから、小さく短いものとなっています。それゆえ、新幹線区間の駅に停車する時、ホームと列車の間がかなり開いてしまうため、各扉の下にステップが用意されています。

2010年の引退後は先頭車1両が非公開で保管され続け、2018年より増築された鉄道博物館で展示されています。

上写真は東京にて。
簡単な年表
1992年 山形新幹線開業
1999年 塗装変更開始
2010/4/18 さよなら運転
最終更新:2024/6/22
【保存車】411-3に1枚追加。
【その他】1枚追加。



L1編成は400系の試作車。現在は量産化改造を施されてあまり他の車両との違いはありませんが、登場当時は運転台窓の下に丸い小さな窓が設けられていました。また、行き先表示にLEDを用いていたことも他の車両との違い。この2つのわかりやすい違いは現在は量産化改造を施されたため見ることができないのですが、このほか現在でも一発で区別がつく違いとして、この編成に限り422形の先頭部も他の車両との連結が出来る仕組みになっています。その他の編成は411形のみが連結対応車となっています。まぁ、普段422形を連結に使うことはないでしょうし…。

撮影地:大宮

〜編成別〜
L1編成
除籍
大宮 大宮
L3編成
除籍
東京
L4編成
除籍
東京 東京
L5編成
除籍
東京
L7編成
除籍
東京 東京
L8編成
除籍
東京 東京
編成不明
除籍
大宮


〜保存車〜
411-3
(鉄道博物館)


〜形式別〜 …1編成7両(11号車〜17号車)/4M3T
411形

東京側の先頭車で11号車に該当。グリーン車となっています。
車掌室、車販準備室、洗面所、トイレが用意されているため座席数は少なめ。

411-8(東京)
426形200番台

12号車に該当する電動車。

426-208(東京)
425形

13号車に該当する電動車。トイレ、洗面所、公衆電話が設置されています。

425-8(東京)
425形

14号車に該当する電動車。スキー収納ボックスが設置されています。

426-8(東京)
429形

15号車に該当する付随車。トイレ、洗面所、スキー収納ボックスが設置されています。

429-8(東京)
425形200番台

16号車に該当する電動車。トイレ、洗面所、公衆電話が設置されています。
なお、16号車と17号車のみ、自由席扱いです。

425-208(東京)
422形

新庄側の先頭車で17号車に該当。411形と異なりグリーン車ではなく、座席も自由席扱い。
車販準備室などもないので車内も広く、スキー収納ボックスも設置されています。

422-8(東京)


〜ラッピング・ロゴ等〜
各車ロゴ
(登場当時)
各車ロゴ
(塗装変更後)


〜Others〜
ドア
左開き
ドア 荷客兼用
左開き
ドア 荷客兼用
右開き
パンタグラフ ステップ 転落防止幌
台車ワイパー側灯 標識灯アンテナ製造/保有表示
車内 411形座席 411形 車内案内表示


〜行先表示〜
つばさ 東京 つばさ 上野 つばさ 大宮 つばさ 福島 つばさ 仙台 つばさ 山形
つばさ
山形・新庄
つばさ 新庄 つばさ 回送


〜車両の音〜
400系 足元注意喚起放送

車体幅の狭い400系。新幹線区間を走る時はホームと列車の間が広く開くためステップが使われますが、停車中にこんな放送がずっと流れ続けます。E3系でも全く同じものを使ってる模様。

3秒(22.7KB)


〜映像〜

・400系 東京駅発車(youtube)

山形新幹線なんてまだ新しい新幹線だろうと思っていたらもう400系が引退してしまいました。時の流れは早いものですね。引退当時はJR東日本の新幹線で唯一の方向"幕"採用車でもありました。E4系と連結した巨大+小型コンビはなかなか見た目も面白かったのですが、それも過去のものとなりました。

尚、この時のメモリーカードの残り容量の都合でE4系の部分はカットさせていただいています。ご了承を。



〜風景・並び〜
大宮東京東京東京


〜その他〜
鉄道博物館

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