国鉄にとって最後の新製SL。急勾配対策で導入された機関車であり、5組の動輪を持つことから「E」という蒸気機関車には随分と珍しい英語が付く事になりました。ただ、5組の動輪を持つとはいえ、カーブを曲がりやすくするため、中間の動輪にフランジがない、という不思議な構造になっています。バック運転を前提に製造されたため、機関士席は通常の反対側に設置されていました。板谷峠で主に活躍していましたが、この車両の登場からほどなく電化されてしまったため、この車両の活躍は短かったようです。
上写真はE10 2。青梅鉄道公園にて。
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