1966年に、それまでSLで運転されていた運用の代替を担うべく登場した大型の機関車。色々と新機軸も盛り込まれた車両だったのですが車軸が折れたり故障が起きたり、ということが頻発し、酷い例では10年もたたずに廃車されてしまった車両も居たほどでした。
現在、弁天町にある交通科学博物館を経て、京都鉄道博物館に33号機が保存されていますが、これが保管されていた理由も、元々は証拠として残しておくためでした。DD54を作ったのは間違いではなかったのか、と当時の国会でも議論されてしまったようです。そんな理由とはいえ、今でも1両が残っているのはいいことなのかもしれません。後の機関車にもこの車両で学んだことが活かされているはずですので、そういう意味で役目を果たしたと言えるのかもしれませんね。
上写真は交通科学博物館にて。
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