1949年に登場した初代「湘南電車」。製造時期によってデザインも鋼体も全く異なる車両となりました。特に後期車の前面デザインは他の鉄道に多大なる影響を与え、似たようなスタイルの車両が数多く登場することになりました。そのためこのスタイルを「湘南顔」なんて言ったりします。
1950年から東海道本線などで運転を開始。当時の電車の中ではかなりのハイグレードを誇っていた車両でもありました。速達性も注目され、急行などの優等列車にも多く用いられていました。
最終的には飯田線に残り、1983年までに引退しました。保存はされているものの初期の前面を持つ車両のみで、鉄道界に多大な影響を与えた後期の「湘南顔」の車両は一両も残っていなかったりします。
上写真は交通科学博物館にて。
|