日産ディーゼル UA / 茨城交通

日産ディーゼルではバスの車種名は特に設けられず、この様な型式の記号をそのまま名称として長年使用していました。10〜12mの大型バスが「UA」と呼ばれており、歴史をたどると1973年に昭和48年排出ガス規制に伴って既存の4R/RR系をモデルチェンジして登場したのが最初になります。 また、日産ディーゼルは自社で車体を製造していなかったことから、長年にわたって富士重工や西日本車体工業を中心とした資本関係のない事業者で車体が作られていました。このため、どのモデルからどのモデルに変わった時にモデルチェンジとするのか、というのが曖昧で、モデルの何代目何代目とは言い辛いのが他のバスの製造会社と比べて分かりづらい所でもありました。2005年以降、社内のブランド仕様を統一するために「スペースランナーRA」の名称が設けられた為、それ以降とそれ以前でページを分割することとします。

上写真は水戸200 か 353、勝田駅にて。
最終更新:2019/4/27
ページ構成の変更。



【写真】

・P-U/UA33/50系

1988年に、既存のP-U/UA32系のエンジンを新型モデルに変更した事により、P-U/UA33系へと型式が変更されました。この型式では高出力版のP-UA50系が設定されていましたが、そちらを路線バスとして採用した事業者は殆ど無く、その車体も7Eではなく7Bが用いられることが多かったようです。

水戸22 あ 20-00

P-U33N(富士重工)
那珂湊駅


・U-UA440/510/520A系

富士重工の車体が7Eに変わった2代目のモデルで、1990年に平成元年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ登場した型式。運転席周りはそれまでのそれまでの車両と共通なものの、1992年には衝撃吸収式ステアリングに変更されています。基本は440系ですが、RE8型エンジンを搭載した高出力型が510系、さらに高出力なRF8型エンジンを搭載したものが520A系となります。

水戸200 か 353
元 西武バス
U-UA440LSN(富士重工)
回送
那珂湊駅
水戸200 か 405
元 西武バス
U-UA440LSN(富士重工)
回送
那珂湊駅


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