鳥取県のバス会社として有名な日ノ丸自動車ですが、過去には鉄道も運行していました。その鉄道は1924年法勝寺鉄道として開業した路線で、後に「伯陽電鉄」という名前を経て1953年に日ノ丸自動車に合併吸収されて「日ノ丸自動車法勝寺線」となりました。ちなみに「伯陽」という名前は「伯耆」と「山陽」から取った名前らしいのですが、1928年には伯備線が開業しているので、名前通りの路線となっていたとしても需要があったかどうかは微妙なところです…。
1967年に廃止され、「日ノ丸自動車」が鉄道会社だったことを知る人は殆どいない現在ですが、当時の車両で且つとんでもなく貴重な車両が米子の商店街の一角に保存されており、鉄道ファン的には転車台に並ぶ米子名物とも言えるのかもしれません。
最終更新:2014/7/3 ページの作成
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