スカイビュートレイン
スカイビュートレインは、東山動植物園内を一周する遊戯施設として開業した簡易モノレールで、嘗て東山動植物園で運行されていたモノレールの役割を補完する存在でもあります。遊戯施設という扱いではありますが意外と本格的な車両が走っているので時々これを目的に東山動植物園に訪れる方もいるようです(自分もその一人ですが)。全部で3本が在籍していますが、通常日中に運行されるのは1本のみ。他の2本は動物園駅付近の車庫で休んでいます。

尚、一時期車輪脱落事故が発生して運休していた時期がありましたが現在は復旧しています。

上写真は植物園駅付近にて。
簡単な年表
1987年 開業により登場
2009年 車輪脱落事故発生により運休
2010年 運転再開
最終更新:2011/8/5 ページの作成



こちらがモノレールの「動物園」駅になります…って、随分と高いな、おい。
かなり高い位置にホームが存在するため、動植物園の外からも余裕で見えるこのモノレール。ホームへ至るエレベーターもあったりして、意外とバリアフリー(?)はしっかりしています。まぁ、この高さでエレベーターが無いと結構しんどそうではありますが…。

編成は5両で、ホームが片側にしかないのでこの写真で見えている側の側面には扉はありません。動物のイラストが描かれたいかにも動物園らしいモノレールですが、この時運行されていた編成以外の2本は味気ない塗装をしているようです。ラッキーだったのかも。
園内の大きな池の近くを走るモノレール。線路沿いの歩道を歩いていると結構頭上スレスレをモノレールが通って行く区間もあるので、そういった場所でモノレールを見てみるのも面白いかもしれません。ただ、せいぜい20分に1本くらいしか運行されないので気長に待つ必要がありますが。

片側3扉(最後尾車両のみ2扉)で、まさかの自動扉です。常に1方向に進み、片側の側面にしか扉が無い辺りはピーチライナーを連想させますね。
植物園駅付近はそれなりに低い高さを走るので、撮影にも適しています(動物で言うとタヌキやハクビシンがいる辺り)。小さな車両ですが意外と音は派手。線路も流石に遊戯施設扱いだけあり非常に簡素なもの。サイクルモノレールじゃないんだから、って思うくらい細い線路です。いくら小さめの車両とはいえよくそんな線路で支えられるなぁ、と思ってしまいます。
先頭も最後尾も特にデザインは変わりません(ピーチライナーと違う点が見つかった)。車掌さんは乗っていないので完全なワンマン運行。一番後ろに乗ったら眺めも良いかもしれませんね。
こちらは植物園駅。動物園駅のようにとんでもない高さに駅が設置されている…という事は無いため、高いところが苦手な方はこちらから乗るのをお勧めします。…いや、高いところが苦手だったらそもそもスカイビュートレインに乗るのをお勧めしないほうがいいのかもしれませんが。
車内はこんな感じ。まぁ、扉の位置に座席がある、というだけのよくある構造です。車両間の行き来も当然、出来ません。何気にスカイビュートレインはグッズ化もされているみたいですね(写真中央の広告参照)。
写真では分かりにくいのですが、なぜか座席下の部分は穴があいているので線路下の光景が見えます。相当高いところを走ることもあるスカイビュートレイン。このせいで結構スリリングだったりします。
尚、いくら車両が本格的とはいえ乗り心地は遊具レベル。揺れが凄まじいので乗車時は気をつけたほうがいいかもしれません。



〜映像〜
ドア開閉の様子(youtube)

まさかの自動扉だったので撮影。これよりも、走っている映像を撮ったほうが良かったんじゃないかという気が今さらしていますが。


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