元々は1933年に登場したデハ20形で、路面電車区間専用の車両として活躍していました。1948年の福井地震で被災し、台車やモーターを除き全焼したものの何とか復旧を受け、当時の歴史を語り継ぐシンボルとして地元に親しまれていたとの事。
1968年に連接車に改造され(この時に160形となる)、1985年にはワンマン改造も受けたものの、車両が小さいことから使いやすい車両とは言えず、1997年に元名古屋市営地下鉄の600形の導入によって引退しています。その後は地元の働きかけにより1編成が1両ずつ保存されることになり、現在に至っています。
上写真は161-2、下馬中央公園にて。
|