いすゞキュービック / 東京ベイシティ交通

1984年、昭和58年排出ガス規制に対応した際にそれまで製造されていたC型をモデルチェンジして登場したのがキュービックで、いすゞ製の路線バスとして初めてとなるスケルトンボディのバスとなりました。他社のスケルトンボディと比べて、傾斜のあるデザインの上に大きな1枚窓となった前面スタイル等、非常に斬新なデザインで登場し、路線バスの一時代を築き上げました。2000年以降はエルガに製造が移行し、その時点で製造を終了しています。

基本のいすゞ純正の車体の他に、富士重工や西日本車体工業の車体を持つ車両も数多く製造されました。東京ベイシティ交通では富士重工の車体を持つ車両も多く在籍していましたが、これらの大きな特徴は3扉車が基本となっていた事。ベイシティ交通は、キュービックを製造していたうちは基本的に3扉車を導入していた珍しい事業者でもありました。

上写真は1006、舞浜駅にて。
最終更新:2019/6/18
ページ構成の変更。



【写真】

・不明車(P-LV214/314/218/318系?)

小学生当時に当時の京成バス船橋営業所を見学させて頂いた際に撮影した画像が残っており、車体は富士重工5E。リアコンビネーションランプの形状がやや縦長となっていたタイプで、ベイシティ交通の車両という事で当然ながら3扉。
事業者の傾向を考えるに恐らくはいすゞの車両だったのだろうと思うのですが、登録番号でもナンバープレートでも、検索しても全くヒットせず、推定する事しか出来ない歯がゆい1枚となりました。以下、推定した型式が合っていた場合の解説。

1984年に登場した初代のキュービックは、モノコック時代の製法を残しつつも大幅に角ばった車体形状、大型化した窓等、非常に斬新なスタイルを実現しました。エンジン出力とサスペンションによって型式の数字が分かれている為やや複雑ですが、エンジン出力220psでエアサスなら214、リーフサスなら314。エンジン出力275psでエアサスなら218、リーフサスなら318となります。車体は純正のいすゞの他に富士重工製の物が存在。

1060
習志野22 を 20-23
P-LV314系列と推定
(富士重工)
船橋営業所


・KC-LV280/380系

1995年、平成6年排出ガス規制に適合させた際、マイナーチェンジが施され、低床化に加えて全高を下げたのが主な変化となりました。また、ワンステップ、ノンステップ車両の導入も見越したことから車体側面の構造自体がそもそも見直されることになりました。アイドリングストップの展開強化も実施されています。型式は、エアサスなら280、リーフサスなら380となります。ベイシティ交通では富士重工、いすゞの双方の車両が導入されましたが、どちらも例にもれず3扉車となりました。

1006

習志野22 を 30-76
KC-LV380Q(いすゞ)
6系統
舞浜駅
6系統
舞浜駅
6系統
舞浜駅
1020

習志野200 か 53br> KC-LV380Q(富士重工)
6系統
舞浜駅
回送
舞浜駅
回送
舞浜駅


東京ベイシティ交通のTopへ 関東のバスのTopへ バスのTopへ Topへ