屋島登山鉄道

四国の霊場の1つ、屋島寺へのアクセスを目的として運行されていたケーブルカー。非常に古い車両が走っていたのが特徴でしたが、2005年に残念ながら廃止されてしまいました。車両が施設内に残っているのかどうかは分かりませんが、駅の中の様子は、少なくとも麓側の駅では外から見ることはできません。

最終更新:2010/4/16 ページの作成








現在は廃止されてしまった屋島登山鉄道ですが、特に施設の撤去は行われていないようで、その様子を見ることが出来ます。これは、高松琴平電鉄志度線の琴電屋島駅前から見た様子。このように、遠目には普通に営業中の路線にも見えてしまいます。



山麓側の駅へ行ってみるとこんな感じ。多少老朽化してはいますが駅舎はそのまま残っています。ですが、勿論中に入ることはできませんし外からホームの様子をうかがうこともできません。
「屋島寺へ行く場合はタクシーを呼んでください」との張り紙があったため、現在はここからタクシーを利用して屋島寺を訪問する、という形をとっているようです。その貼り紙には「現在屋島ケーブルは営業休止中です」と書かれていましたが、実際同線は2005/8/31限りで休止ではなく廃止されており、今後復活することは残念ながら無さそうです。

車両がまだホームに残っているのかどうかは分かりませんが、山麓側の駅では駅の外からホームを眺めることは出来ません。山頂側の駅だと、また少し様子も違うのだろうか…。もしもう一度訪問することがあったら、その時は訪れてみたいものです。まかり間違っても駅の中に無理やり侵入する、ということは絶対にやめて下さいね。

なお、自分はこの駅を近くにある四国村を訪問する途中に見つけました。重い荷物も持っていたので、駅の入り口を入ったところにコインロッカーがあるのを見つけた時は「やった!」と思ったのですが、このコインロッカーも現在使用停止中。そもそもコインロッカーへ行くためのドアも開きません。もし同じ状況になってしまった方がいた時のために念のため書いておきますが、四国村の発券所で荷物は預かってもらえますのでご安心ください。

ちなみに山頂に行かなくても四国村の入り口付近にお寺があります。山頂まで行く時間はないなぁ…という方はこちらを訪問するのもいいかもしれません。



そちらのお寺もかなり階段を上る必要がある(↑写真に見えている階段の他にもう1つ階段があります 但しここからの方が景色はいい)ため、上ったところから屋島駅の方向を見ると結構いい景色だったりします。まぁ、こちらのお寺が霊場に含まれているのかどうかはわかりませんが、来て損ということは無いでしょうし、是非。

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