12-600形
2013年までにホームドアの設置を行うことになった大江戸線では、駅の停車時分が増加する事が懸念されていました。そのため、ラッシュ時における混雑緩和を目的に8連2本が2012年に導入されました。基本的に12-000形のデザインをベースとしつつ、アルミ車体からステンレス車体に変更し、12-000形当時の部品がすでに無いなどの問題もあることから一部で設計変更が行われました。

その後、2014年以降は、12-000形の1・2次車を置き換える目的で増備が始まり、この時の車両は仕様が変更されました。今後も残った12-000形のうち初期の車両の置き換え及び増発のために導入が続く予定ですが、どの程度12-000形を置き換えるまで導入が進むのかははっきりしていません。

上写真は12-641F。練馬にて。
簡単な年表
2012年 1次車が登場(611・621F)
2014年 2次車が登場(631F〜)
2018年 3次車が登場(691F〜)
最終更新:2024/4/17
【編成別】611,801,811,831,841,851,861,871,881(1枚)、821(2枚)追加。
【Others】3次車の座席袖仕切りを追加。
【走行音】中野坂上→東中野を追加。
【映像】801F〜ドア開閉を追加。



1次車は611Fと621Fが該当します。2次車と比べて外装も内装も全く異なるので区別は簡単です。これらの車両は12-000形の代替ではなく、単純に増発目的で登場した車両となります。

撮影地:春日
12-000形の1・2次車(白色の編成)の代替のために導入された2次車は、1次車と比べて大幅な変更が施され、外からの見た目でも、ホームドア設置後に登場したことから車体の帯の位置の変更や、車端部の転落防止幌が省略されたりしています。これらの編成によって1・2次車は置き換えられましたが、今後も12-600形の増備は続くようです。

撮影地:練馬
2018年より増発および12-000形の3次車以降の車両の一部代替の為に導入されている3次車は、2次車をベースにしつつも主要機器を変更し、前面のスタイルも大きく変更されるなど、それまでの車両と大きく印象を変えることになりました。導入当初はスカートのみグレーのままだったものの、後にそれも赤く塗装されています。
導入される度見た目が変わる不思議な車両ですが、デザイン的にはこの辺で落ち着いてくれれば…。

撮影地:東中野

〜編成別〜
12-611F
飯田橋経由
春日
光が丘行き
練馬
12-621F
春日方面
大門
12-631F
六本木方面
東中野
12-641F
六本木方面
練馬
12-651F
両国方面
春日
春日方面
大門
12-661F
都庁前行き
春日
12-671F
大門方面
東中野
六本木経由
大門
光が丘行き
都庁前
12-681F
両国方面
都庁前
12-691F
両国方面
大門
12-701F
六本木方面
西新宿五丁目
六本木経由
大江戸線20th
大門
12-711F
六本木方面
大門
光が丘行き
大門
光が丘行き
都庁前
12-721F
両国方面
都庁前
12-731F
春日方面
大門
両国方面
大門
12-741F
光が丘行き
大門
12-751F
六本木方面
新宿
12-761F
光が丘行き
東中野
12-771F
両国方面
大門
12-781F
大門経由
月島
12-791F
両国方面
都庁前
12-801F
光が丘行き
練馬
12-811F
光が丘行き
大門
12-821F
六本木方面
練馬
両国方面
大門
12-831F
光が丘行き
大門
12-841F
両国方面
大門
12-851F
六本木経由
大門
12-861F
両国方面
大門
12-871F
春日方面
大門
12-881F
両国方面
大門


〜ラッピング・ロゴなど〜
東京五輪2020


〜Others〜
1次車
ドア
LCD有り
ドア
LCD無し
扉上案内表示 路線図
開扉案内
座席袖仕切り
2次車
車内 座席袖仕切り 座  席 貫通扉車椅子スペース
ドア
LCD有り
扉上案内表示
3次車
標識灯ドア貫通扉扉上案内表示優先席車椅子スペース
吊り革 座席袖仕切り
共通
側灯Eマーク


〜行先表示〜
都庁前大門方面光が丘両国方面飯田橋方面六本木経由
光が丘行


〜車両の音〜
・12-600形走行音

【大江戸線】中野坂上→東中野

日立SiCを採用していますが、リニアモーター故に音の聞こえ方は大きく異なります。停車直前の音が日立SiCのそれなのでそこが判別のポイントでしょうか。



〜映像〜

・12-600形621編成練馬春日町発着(youtube)

初期の12-000形の置換ならびに増発を目的に登場した12-600形。製造時期によってもはや全く別物の車両と言っても過言ではありません。1次車は12-000形のイメージを踏襲した車両と言えそうです。
走行装置は日立IGBTなのですが、リニアモーター地下鉄という事で、そのモーター音はかなり独特な物となっています。


・12-600形711編成練馬春日町発着(youtube)

初期の12-000形の置換ならびに増発を目的に登場した12-600形。製造時期によってもはや全く別物の車両と言っても過言ではありません。後期に製造された編成は標識灯の形状も変わり、それまでとは全く異なる顔つきになりました。個人的には以前のデザインのほうが好きですけれども。
走行装置は日立IGBTとの事なのですが、初期の12-600形とも全く異なる音で、動画では聞こえにくいものの停車時の音が非常に個性的です。


・12-600形(2次車〜)ドア開閉(youtube)

12-600形の内、2015年から運行を開始した2次車以降の車両のドア開閉の様子。1次車とは外観のみならず、内装も大幅に異なっています。ドアチャイム自体は1次車や12-000形と変わりません。


・12-600形(801F以降〜)ドア開閉(youtube)

12-600形のうち、12-801F以降はドアチャイムの音が変わり、停車中のチャイムも加わりました。個人的には、扉の近くに居るとよく聞こえる一方、座席にいるとあまりよく聞こえないので、そういった点で何か工夫が加えられたのかな、と感じています。


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