8000系
東武鉄道の代名詞ともいえる車両。1963年から20年もの長期にわたって製造された車両で、総勢712両。これは、私鉄の1形式としては日本一の記録であり、それ故「私鉄の103系」と呼ばれることもあります。とはいえ、8000系は当時の車両としては随分とよく出来た車両(地元贔屓ではなく)であり、103系のイメージで乗ると大人しく感じるかもしれません。

この車両、廃車が発生したのも随分遅く、2004年12月にはじめて廃車が発生しました。しかも、その廃車の理由は800系/850系への改造の際に余った車両を余剰廃車した、というもので、本格的な老朽廃車が始まったのは2008年に入ってからでした。この当時、野田線で活躍していた8134F+8523Fの6両が故障していた(この2編成が初の廃車となった)ため、この6両の故障が廃車開始のきっかけになったのかもしれません。

現在、少しずつではありますが数を減らしており、すでに浅草にも池袋にも来なくなってしまいました。その一方で、支線用にワンマン改造を施された編成が多く残っている他、70000系の増備を優先していることから野田線の8000系の置き換えも一時的に止まっているようで、これらを撮影するなら余裕のある今のうちが良いでしょう。

なお、8000系は写真も情報も多いため数ページに分割しての公開とさせていただきます。

上写真は船橋にて。
簡単な年表
1963年 登場
1974年 塗装変更
1983年 最終生産完了
1985年 また塗装変更
1986年 更新開始(最初は8104F)
1987年 更新車の前面デザインが変更される
1999年頃 順次バリアフリー化を進行させた更新車に更新仕様を変更
2004.10.30 8108Fを利用した初代塗装のリバイバル列車登場
2004.12   初廃車発生
2005.6.27  リバイバル列車最終運転
2009.3.9 8104F(一番最初の更新車)引退
最終更新:2024/3/25
【編成(8000)】19枚追加。
【編成(8500)】3枚追加。
【細部】16枚追加。
【風景】4枚追加。




特徴的な編成の紹介

712両も製造された8000系は、編成による細かな特徴も多い形式でした。些細な違いから決定的な他編成と違う特徴まで、知っている限りの「特徴のある8000系」を簡単にご紹介します。


〜編成写真について〜
編成写真1(4〜8両編成)

膨大な編成が存在する8000系。編成写真も相当な量になる為ページを分割しています。此方は4〜8両編成。
編成写真2(2両編成)

2両編成の通称「8500番台」は此方から。


編成一覧

・8両編成
8173, 8175, 8177, 8179, 8181, 8185

・6両編成
8101, 8102, 8103, 8104, 8105, 8106, 8107, 8109, 8110, 8111, 8112
8113, 8114, 8115, 8118, 8129, 8140, 8145, 8146, 8148, 8150, 8151, 8154,
8156, 8157, 8158, 8159, 8160, 8161, 8162, 8163, 8164, 8165, 8166, 8167
8168, 8169, 8170, 8171, 8172, 8192, 81110, 81113, 81114, 81117

・4両編成
8108, 8116, 8117, 8119, 8120, 8121, 8122, 8123, 8124, 8125, 8126, 8127
8128, 8130
, 8131, 8132, 8133, 8134, 8135, 8136, 8137, 8138, 8139, 8141
8142, 8143, 8144, 8147, 8149, 8152, 8153, 8155, 8183, 8184, 8189, 8190
8191, 8197, 8198, 8199, 81100, 81105, 81106, 81107, 81108, 81109
81111, 81112, 81115, 81116, 81118, 81119, 81120

・2両編成
8501, 8502, 8503, 8504, 8505, 8506, 8507, 8508, 8509, 8510, 8511, 8512
8513, 8514, 8516
8517, 8519, 8520, 8521, 8522, 8523, 8524, 8525, 8526
8527, 8528, 8530, 8531, 8532, 8533, 8534, 8535, 8536, 8537, 8538, 8539
8541, 8542, 8543, 8544, 8547, 8549, 8552, 8553, 8555, 8556, 8557, 8558
8559, 8560, 8561, 8562, 8563, 8564, 8565, 8566, 8567, 8568, 8569, 8570
8571, 8572, 8573 8574, 8575, 8576, 8577, 8578, 8579, 8580



〜廃車回送の流れ〜 >
日付対象編成・車両廃車合計数備考
2004.9/28 サハ8995・8996 2/712 8000系→800/850系改造の際の余剰
2004.12/14 サハ89101・89102 4/712 8000系→800-850系改造の際の余剰
2005.4/1 サハ8987・8988 6/712 8000系→800-850系改造の際の余剰
2005.6/9 サハ8993・8994 8/712 8000系→800-850系改造の際の余剰
2005.10/1 サハ89103・89104 10/712 8000系→800-850系改造の際の余剰
2008.1/29 8571F・8578F・ 8134F 20/712 8134Fは更新車初廃車
2008.1/30 8523F8580F 24/712 未更新車全滅
2008.3/17 8517F 26/712
2008.3/18 8108F 30/712
2008.3/22 8115F・8504F 38/712
2008.8/8 8127F 42/712
2008.10/8 8114F・8502F 50/712
2008.11/11 8512F・8513F・8514F 56/712
2008.11/28 8510F・8525F・8531F 62/712 8510Fは秩父鉄道ATS対応車
2008.12/10 8511F・8534F・8536F 68/712
2009.1/9 8130F 72/712
2009.1/17 8139F8516F 78/712 伊勢崎線系統の初期更新車全滅
2009.2/5 8143F8509F 84/712 2両編成の初期更新車全滅
2009.3/9 8104F 90/712 野田線の初期更新車全滅
2009.4/24 8137F8522F 96/712
2009.5/18 8508F8527F8538F 102/712廃車が100両突破
2009.6/10 8503F8519F・8537F 108/712
2009.6/11 8120F・8507F 114/712 8120Fは前面帯になぜか切れ込みがあった。
2009.7/23 8557F 116/712 LED更新車初廃車
2009.8/12 8124F8539F 122/712
2009.8/26 8520F8524F 126/712
2009.12/2 8117F8530F 132/712
2009.12/20 8103F 138/712
2010.1/15 8173F 146/7128両固定編成初廃車(改造用の除籍を除く)
2010.1/18 8526F 148/712 ここまでで約5分の1が消滅
2010.2/16 8123F8541F 154/712
2010.3/23 8144F8147F 162/712
2010.3/24 8128F・8553F 168/712
2010.3/25 8149F8573F 174/712 伊勢崎線の4両編成が消滅
(浅草まで来る運用に入る8000系が事実上消滅)
2010.5/16 8112F8566F 182/712 8112Fは初期更新車
2010.5/25 8156F8569F 190/712
2010.5/31 8528F8535F8543F8547F 198/712
2010.7/6 8107F 204/712廃車が200両突破
2010.9/1 8179F 212/712
2010.10/5 8125F・8135F 220/712
2010.11/1 8105F 226/712
2010.12/13 8102F 232/712
2011.2/10 8113F 238/712
2011.5/13 8116F・8136F 246/712
2011.6/7 8161F 252/712
2011.6/22 8122F・8141F 260/712
2011.8/22 8119F・8558F 266/712
2011.11/25 8138F・8559F 272/712
2011.11/28 8552F8556F 276/712
2012.1/31 8177F 284/712
2012.10/19 8142F 288/712
2013.4/16 8118F 294/712
2013.5/17 8152F8555F 300/712 廃車が300両突破
2013.5/29 8140F 306/712
2013.7/2 8133F8532F 312/712 残り400両
2013.7/31 8146F 318/712
2013.8/8 8126F8549F 324/712
2013.9/24 8101F 330/712 トップナンバー
2013.10/11 8109F 336/712
2014.1/15 8168F 342/712
2014.2/5 8167F 348/712 この編成にしかないタイプの扉が存在した
2014.2/12 8153F8542F 354/712
2014.3/3 8106F 360/712 初竣工の編成。ここまでで廃車が半数を突破。
2014.3/31 8145F 366/712
2014.4/7 8148F 372/712
2014.6/27 8185F 380/712
2014.10/31 8181F 388/712
2014.12/01 8505F8560F 392/712 8505Fは秩父鉄道用ATS搭載車
2014.12/26 8131F8501F 398/712 8501Fは2両編成のトップナンバー
2015.1/7 8155F8521F 404/712 廃車が400両を突破
2015.1/20 8175F 412/712 東上線池袋口の8000系が消滅
2015.1/30 8169F 418/712
2015.2/5 8110F 424/712
2015.2/27 8132F8533F 428/712 4+2を固定化した編成が消滅
2015.3/19 8129F 434/712
2015.3/27 8191F8567F 440/712
2015.4/7 8121F8544F 446/712 更新車(幕車)の4両編成が消滅
2015.11/13 8151F 452/712
2015.11/17 8154F 458/712 5070系から扉を提供されていた編成
2016.4/13 81112F 462/712 バリアフリー対応編成初廃車
2016.10/26 8157F 468/712
2018.4/24 8160F 474/712
2018.8/27 8190F 478/712
2018.9/11 8189F 482/712
2018.9/18 81116F 486/712
2018.10/15 81108F 490/712
2019.1/7 81106F 494/712
2019.5/23 81105F 498/712 宇都宮線から引退
2022.5/13 8563F8564F 502/712 約3年ぶりの廃車 / 廃車が500両を突破
2023.2/27 8570F 504/712
2023.11/7 8150F 510/712
2024.1/11 8561F 512/712
2024.2/19 8562F・8565F 516/712
2024.3/8 8568F 518/712 リバイバルカラー(緑)


〜保存車〜
モックアップ
(東武博物館)
部品類
(東武博物館)


車両細部

細部の写真も膨大になる為ページを分割しています。形式写真、車内外細部、ラッピング、行き先表示は此方からどうぞ。
映像・音声

上記2点は此方から。引退までに記録を増やしたいところです。


〜風景・並び〜
気づけばこの顔ばかりになりました。 連番なのは後で気が付きました 同じ形式には見えません
曳舟馬込沢曳舟 曳舟馬込沢船橋
船橋馬込沢大宮 馬込沢新船橋豊四季
森林公園森林公園森林公園 森林公園森林公園森林公園
新鎌ヶ谷馬込沢船橋馬込沢馬込沢広瀬川原
広瀬川原広瀬川原馬込沢南栗橋
曳舟曳舟曳舟船橋船橋馬込沢
馬込沢新船橋


〜その他〜
西新井西新井草加

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