10080系
1988年に、10030系と同時に登場したVVVFインバータ試作車で、4両編成1本のみの存在。10030系と同時に登場したこともあり、側扉などは初期の10030系のものと同様となっています。10080系のVVVFインバータ制御装置は後に100系等で本格採用に至っています。その100系が東武鉄道の顔として活躍する一方、10080系は故障が相次いで滅多に運用に入らない存在となっていましたが、2007年にモーターを50000系と同様の物に変更し、運用に復帰しています。
その後、2015年7月には更新工事も施行されています。10030系の更新車には僅かながらVVVFに変更されている編成も在籍していますが、それらは10080系とは異なるモーターを搭載している為、唯一無二の存在である事自体は変わりません。

そんな10080系でしたが、10000系統の中でも唯一無二の存在であることから扱い辛く、またそれ故か故障も変わらず多発する状況で、次第に運用から外れるようになり予備車に回るようになってしまいました。そうした状態が続いたのち、2024年に他の余剰になっていた10000系統ともども廃車になり、形式消滅となりました。250系等の前例もあるので、やはり唯一無二の仕様の車両は扱い辛いのかもしれません。更新したという事は一応元々は長く使い続けるつもりだったのだろうと思うので、何だか残念な結末になってしまったように思えます。

上写真は11480F、浅草にて。
簡単な年表
1988年 登場
2007/9 IGBT化され運用復帰
2015/7 更新
2024/3 廃車
最終更新:2022/5/17
【編成別】2枚追加。
【形式】4枚全て追加。



〜編成別〜
11480F
除籍
区準 浅草行き
曳舟
普通 浅草行き
牛田
普通 浅草行き
曳舟
普通 北千住行
浅草
普通 北千住行
浅草
普通 浅草行き
堀切
館林 館林


〜形式別〜

クハ11480形
11480(館林)

モハ12480形
12480(館林)

モハ13480形
13480(館林)

クハ14480形
14480(館林)


〜Others〜
原形
ドア
更新
ドア LED有 ドア LED無 扉上案内表示 標識灯 車外スピーカー 側灯
車内座席 優先席座席袖仕切り貫通扉車椅子スペース
共通
パンタグラフ 転落防止幌


〜行先表示〜
更新
普通 浅草普通 北千住


〜映像〜

・10080系 北千住/堀切発着(youtube)

10080系は、VVVFインバータの試作車として1編成のみが製造された車両で、車体構造は10030系の前期車と全く同じでした。後にVVVFインバータも50000系列と同様の日立IGBTに変更され、10030系と同様の更新工事も施行されました。
10030系にもVVVFインバータの編成が一部在籍していますが、10080系とは異なるモーターを積んでいるので、結局唯一無二の存在である事は今も変わりません。



〜風景・並び〜
北千住浅草

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