いすゞキュービック / 新京成バス

1984年、昭和58年排出ガス規制に対応した際にそれまで製造されていたC型をモデルチェンジして登場したのがキュービックで、いすゞ製の路線バスとして初めてとなるスケルトンボディのバスとなりました。他社のスケルトンボディと比べて、傾斜のあるデザインの上に大きな1枚窓となった前面スタイル等、非常に斬新なデザインで登場し、路線バスの一時代を築き上げました。2000年以降はエルガに製造が移行し、その時点で製造を終了しています。

基本のいすゞ純正の車体の他に、富士重工や西日本車体工業の車体を持つ車両も数多く製造されました。新京成バスでは、末期のノンステップバスが一部キュービックで導入された程度だったのですが、船橋バスを合併した際同社に在籍していた富士重工車体の車両を編入しています。

上写真は船橋バス時代のF-124。船橋駅にて。
最終更新:2020/4/4 ページの作成。



【写真】

・U-LV224/324/218/318系

1990年に平成元年排出ガス規制に適合して登場したモデルで、いすゞ純正の車体を持つ車両に関しては、車体のリベットレス化や窓枠の指示方法などを大幅に見直し、他社と比べて見劣りしない構造に進化したのが大きな特徴。分かりやすいポイントとして、後面のスタイルが凹凸の無いフラットな物に変化した事が挙げられます。先代同様型式記号後の数字の種類が複雑で、エンジン出力が230psでエアサスなら224、リーフサスなら324。エンジン出力が275psでエアサスなら218、リーフサスなら318となります。

新京成バスは長年UDの車両ばかりを導入していた為キュービックには無縁でした(最終的に松戸にノンステップ車がごく少数導入された程度)が、船橋バスが富士重工車体の車両を導入しており、合併の際に新京成の新たなラインナップになったのでした。

【船橋】F-124
元 船橋バス
習志野22 を 26-22
U-LV324M(富士重工)
船橋グリーンハイツ行
船橋駅
船橋グリーンハイツ行
船橋駅
【船橋】F-127
元 船橋バス
習志野22 を 29-87
U-LV324M(富士重工)
船橋グリーンハイツ行
船橋駅


・KC-LV280/380系

1995年、平成6年排出ガス規制に適合させた際、マイナーチェンジが施され、低床化に加えて全高を下げたのが主な変化となりました。また、ワンステップ、ノンステップ車両の導入も見越したことから車体側面の構造自体がそもそも見直されることになりました。アイドリングストップの展開強化も実施されています。型式は、エアサスなら280、リーフサスなら380となります。

【船橋】F-128
元 船橋バス
習志野22 を 32-81
U-LV324M(富士重工)

船橋駅
船51
船橋駅
船51
船橋駅


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