桃花台新交通
「ピーチライナー」と呼ばれたこの新交通は、小牧〜桃花台西間を運行していました。当時開発が進められていた桃花台(とうかだい)ニュータウンへの旅客輸送を目的に敷設された鉄道だったのですが、肝心のニュータウンへの入居者や利用客数が伸び悩み、苦しい経営が続くこととなりました。そのため、2006年10月限りで廃止されてしまい、これは新交通システムで初の事例となりました。施設もお金がかかる割にその土地の利益も得づらい状況であることから撤去するにできないようで、今後跡地をどうするのかという事については難色を示しているようです。

路線が非常に面白い形態を取っていたのが大きな特徴でした。1番の特徴は列車が常に一方通行であること。終点ではホームからホームへ戻ってくるまでの間に大きなループ線が用意されていました。こういった構造を取っていることから運転台も先頭車のみ(最後尾の車両にも簡易的なものはありましたが)に取り付けられ、扉も片方の側面にしかありませんでした。こういった構造がまた他社への車両譲渡を不可能にしてしまったわけでもありますが…。

尚、現在は代替交通として「ピーチバス」というバスが小牧駅から運行されています。


最終更新:2012/3/16 



〜自社車両(斜体は引退)〜
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100系 桃花台線(全線)


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