9000系
1991年の南北線開業当初からの車両。当初は4両でしたが、第2期開業時に6両編成へと変更されました。試作車と1次車のみGTOインバータ制御を採用しており、東京メトロの車両としては珍しい存在です。試作車は三菱、1次車は日立のGTOインバータを採用しており、編成によってはこの2種が混在しているものもあるようです。そういった数編成のみの珍編成を除けば、IGBTインバータ制御の静かな車両が多め。その後、東急目黒線と埼玉高速鉄道への直通運転が開始され、現在に至っています。

見た目はどう見てもいわゆる0系シリーズの一員ですが、南北線は開業当初からの車両がこの車両となるため、従来通りの形式の付け方となり9000系となりました。

上写真は9112F。多摩川にて。
簡単な年表
1991年 登場
最終更新:2023/10/1
【編成】01F,04F,16F,18F,21F(1枚)、02F,12F,17F,20F,22F(2枚)
05F,15F,23F(3枚)、06F,10F(4枚)を追加。
【ヘッドマーク】1枚追加。
【Others/原型】座席(袖仕切り原型)以降の6枚を追加。
【Others/更新】ドア(注意表記あり)を追加。
【Others/共通】標識灯を追加。
【Others/5次】LED標識灯を追加。
【行先】3色の臨時以降3枚、フルカラー3枚全て追加。
【走行音】三菱初期、三菱後期、5次車を新規追加。
更新車の戸塚安行→新井宿、新井宿→鳩ヶ谷を追加。
【車載メロディ】新規追加。
【風景】4枚追加。



今は他の1次車と何ら変わりませんが、9101Fは登場当時、行き先表示が幕のままで、側面の行き先表示もありませんでした。

撮影地:多摩川
2016年より1次車の更新修繕が始まりました。後の編成が同様の更新を施されるのかは2019/10現在不明。見た目としては兎に角異端な側面帯が特徴となりました。個人的には今一つなデザインに思えます。

撮影地:多摩川
ダイヤ改正時の増発、並びに更新修繕を開始した際の予備の確保のために2009年に製造された5次車は、製造期間が大きく開いている事からそれまでと全く異なる車両になりました。車両の立ち位置上9000系に形式を合わせているだけ、と言えそうです。

撮影地:多摩川

〜編成別〜
9101F
各停 武蔵小杉
多摩川
各停 浦和美園
多摩川
各停 赤羽岩淵
不動前
9102F
浦和美園行き
浦和美園
各停 浦和美園
武蔵小杉
各停 浦和美園
武蔵小杉
武蔵小杉行き
多摩川
各停 日吉行き
武蔵小杉
9103F
急行 日吉行き
武蔵小杉
急行 日吉行き
多摩川
9104F
急行 浦和美園
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
9105F
各停 日吉行き
多摩川
各停 浦和美園
多摩川
日吉行き
浦和美園
各停 浦和美園
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
急行 新横浜行
武蔵小杉
急行 新横浜行
武蔵小杉
急行 赤羽岩淵
武蔵小杉
9106F
各停 鳩ヶ谷行
多摩川
急行 日吉行き
武蔵小杉
浦和美園行き
多摩川
浦和美園 浦和美園 浦和美園
9107F
各停 日吉行き
武蔵小杉
急行 赤羽岩淵
武蔵小杉
9108F
各停 日吉行き
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
9109F
各停 浦和美園
多摩川
9110F
武蔵小杉行き
多摩川
各停 日吉行き
奥沢
各停 日吉行き
武蔵小杉
各停 浦和美園
不動前
各停 日吉行き
武蔵小杉
各停 赤羽岩淵
多摩川
各停 赤羽岩淵
多摩川
9111F
各停 浦和美園
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
急行 鳩ヶ谷行
多摩川
9112F
急行 日吉行き
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
各停 赤羽岩淵
武蔵小杉
9113F
急行 日吉行き
多摩川
急行 赤羽岩淵
武蔵小杉
9114F
急行 日吉行き
多摩川
9115F
各停 日吉行き
多摩川
急行 赤羽岩淵
不動前
試運転
多摩川
各停 赤羽岩淵
武蔵小杉
9116F
各停 浦和美園
武蔵小杉
急行 赤羽岩淵
多摩川
9117F
各停 日吉行き
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
回送
浦和美園
浦和美園行き
多摩川
各停 赤羽岩淵
多摩川
9118F
各停 浦和美園
武蔵小杉
急行 日吉行き
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
9119F
急行 日吉行き
武蔵小杉
9120F
回送
浦和美園
各停 日吉行き
奥沢
各停 日吉行き
武蔵小杉
各停 日吉行き
武蔵小杉
9121F
各停 日吉行き
多摩川
回送
浦和美園
9122F
各停 日吉行き
多摩川
各停 日吉行き
多摩川
各停 鳩ヶ谷行
奥沢
各停 日吉行き
多摩川
各停 日吉行き
武蔵小杉
急行 新横浜行
武蔵小杉
9123F
麻布十番行き
綾瀬工場
臨時
浦和美園まつり
浦和美園
臨時
浦和美園まつり
浦和美園
臨時
浦和美園まつり
浦和美園


〜保存車・モックアップなど〜
ドア開閉試験装置
(綾瀬工場)


〜ヘッドマーク・ロゴなど〜
各種ヘッドマーク


〜Others〜
初期車
車内 座席 ボックスシート
1〜4次車
原型車
ドア 貫通扉 車椅子スペース 扉上案内表示座席 袖仕切り交換後
ドア
注意表記あり
座席 袖仕切り原型 車内
袖仕切り原型
車内
袖仕切り更新
座席袖仕切り
更新
座席袖仕切り
原型
1〜4次車
更新車
ドア車内座席袖仕切り座席優先席貫通扉
扉上案内表示車椅子スペースドア
注意表記あり
1〜4次車
共通
パンタグラフ運転台側灯ロゴ標識灯 LED
5次車
ドア扉上案内表示貫通扉優先席座席袖仕切り標識灯
標識灯 LED
各車共通
吊り革


〜行先表示〜
3色LED
日吉回送急行 日吉各停 白金高輪臨時試運転
各停 赤羽岩淵
フルカラー
LED
各停 日吉各停 白金高輪急行 新横浜


〜車両の音〜
・9000系三菱GTO走行音

【埼玉高速線】東川口→浦和美園(3分7秒:0.99MB)

初期の9000系は三菱と日立のGTOを採用しており、見た目に反した派手な音を立ててくれます。中でもこの三菱GTOのモーター音は9000系でしか聞くことが出来ない(かつて05系の114Fもこの音でした)ので、貴重な音ということになります。

・9000系三菱IGBT 初期走行音

【埼玉高速線】浦和美園→東川口

三菱IGBTの車両は、東京メトロの初期IGBT車にありがちな音となります。

・9000系日立IGBT 初期走行音

【埼玉高速線】浦和美園→東川口(2分48秒:915KB)

日立IGBTの車両はモーター音が目立たない、初期の初期の日立IGBTとなります。此方も、メトロの初期IGBT車ではよくある音です。

・9000系三菱IGBT 後期走行音

【埼玉高速線】新井宿→鳩ヶ谷

三菱のモーターのうち、後期の車両の音はややモーター音が目立つようになりました。

・9000系更新車走行音

【埼玉高速線】戸塚安行→新井宿
【埼玉高速線】新井宿→鳩ヶ谷
【南北線】飯田橋→後楽園(2分4秒:677KB)

更新車は三菱SiCとなり、ドアチャイムもJRタイプに変更されています。

・9000系5次車走行音

【埼玉高速線】浦和美園→東川口

全く見た目の異なる5次車は三菱IGBTとなりましたが、勿論それまでの9000系のIGBTとは全く異なる時代相応に新しいものとなりました。音自体にはあまり特徴はありません。

・9000系 車載メロディ(〜2023年)

北行 / 南行

所謂「音無川」シリーズ。まさかこれが聞けなくなる日が来るとは思いませんでした。



〜映像〜
・9000系更新車西ヶ原発着(youtube)

編成番号は動画内に記載しています。

9000系のうち初期の編成を対象に所謂「B修」が施され、モーターは三菱SiCに変更されました。見た目としては帯の配置が大幅に変わったのが特徴ですが…何と言うか、個人的には中途半端なデザインに思えます。

・9000系9122F南鳩ヶ谷発着(youtube)

9000系のうち、5次車にあたる22Fと23Fは、車両の立ち位置上形式を9000系に合わせただけで実質全く別の車両と言って差し支えない存在です。モーターは三菱IGBTで、それまでの車両とは見た目も走行音も異なる存在となりました。



〜風景・並び〜
綾瀬工場 綾瀬工場 綾瀬工場 綾瀬工場 多摩川多摩川
浦和美園 浦和美園 浦和美園武蔵小杉

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