既存の3000形の代替を目的として2022年から導入されている車両。導入速度はノンビリしており、1年1本ペースで徐々に置き換えを進めてゆく計画のようです。この車両の何が珍しいかというと東武鉄道からの譲渡車両である、という事で、東武鉄道から中古車両が譲渡されたのは上毛電鉄へ3050系を譲渡した時以来の事。種車は東武20000系および20050系で、両車の中間車1両ずつから1編成を作り出しています(その為、2両に細かい違いがあるのが趣味的に面白い所)。先頭車は東武鉄道での再利用が全て決まっていたので、中間車からの改造となり、京王車両で改造を施し独自の姿になりました。モーターは東洋IGBTに換装されています。
元々20000系の引退理由が「日比谷線を3扉から4扉に変えるため」で経年故の引退では無かった事もあり、中古車らしさはあまり感じられず、新車のような存在感を放っています。訪問時はまさかの入庫(この車両が目的だったのに…)中でしたが、もっと増えてからまたおいで、という事なのかもしれません。その時を楽しみにすることとします。
上写真は松本にて。
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