キハ200
雑多な旧型車の代替を目的に、当時の標準的な国鉄型気動車であったキハ20をベースとした車両として1961年に登場したのがキハ200形で、その後1977年までの長期にわたって14両が製造されました。製造は全て日本車両によるもの。キハ20とは前部標識灯の位置などが異なりますが、これは当時の親会社であった京成電鉄の車両の仕様に類似した物となっています。

元々キハ20系統が頑丈な車両である事から自ずとこの車両もそのような立ち位置となり長く運用が続けられたものの、流石に基本設計が古すぎる事から交換用の部品が枯渇し始めており、一部の車両を休車にして部品を移植して食い繋ぐような状況が進んでおり、最悪の事態を回避するためにJR東日本からキハ40を譲受して一部の車両を置き換えているものの、すべての車両をキハ40で置き換える予定は特に無いようです。とはいえ、部品の枯渇故の休車は多数発生している状態で、主力として用いる事が出来る期間はそんなに長くなさそうです。記録はお早めに。

上写真は五井にて。
簡単な年表
1961年 登場
1977年 製造終了
2020年 初廃車(202)
最終更新:2023/10/1
【車両】201,203,209,210(1枚)、204,205,206,213(3枚)
207,208,211,214(2枚)、212(5枚)を追加。
【ラッピング】全て追加。
【Others】予備台車を追加。
【行先】五井⇔養老渓谷を追加。
【風景】14枚追加。
【その他】1枚追加。



いつ頃から塗り替えられているのか分かりませんが、今後もしばらく使うであろう車両に関して、塗装の小変更が施されているようです。前面に番号が表示されたことと、雨どいも赤く塗られるようになったのが変更点。

撮影地:五井
他の車両よりも大分早い時点(詳細な時期は不明)で209号車は休車となり、実質部品取り用に除籍した状態になっています。2023年の車庫公開の時に見た時点で、後部標識灯のうちの1つが取り外されていました。

撮影地:五井

〜車両別〜
201
五井五井 キハ200還暦
五井〜村上
202
除籍
五井上総牛久馬立〜牛久馬立〜牛久
203
除籍
五井五井五井五井
204
鶴峯
五井
鶴峯
五井
五井
205
五井五井〜村上五井五井五井五井
206
五井五井五井五井
207
五井五井五井 五井五井五井
五井〜村上五井五井
208
五井五井五井〜村上五井五井
209
除籍
五井五井
210
五井五井
211
五井五井五井五井
212
五井五井五井五井五井五井
五井五井五井五井五井五井
213
上総牛久五井五井五井五井五井
214
五井ICHIHARA ART
  ×MIX2020+

五井
ICHIHARA ART
  ×MIX2020+

五井
番号不明
飯給上総鶴舞


〜ラッピング・ロゴ等〜
各種ヘッドマーク類
キハ200還暦記念鶴峯
ICHIHARA ART
×MIX 2020+
(キハ214)


〜Others〜
車内
車内 ドア 運転台 吊り革 扇風機
手ブレーキドアスイッチ表記類 足元灯空調非常通報装置
車掌弁座席
車外
製造表示
日本車両 昭和36年
製造表示
日本車両 昭和50年
製造表示
日本車両 昭和52年
小湊鉄道表示 KTKロゴ 煙突
形式表示など 形式表示など
手書き
定員 160 定員 160
手書き
冷房車 表示台車
標識灯
台車(予備)


〜行先表示〜
五井⇔上総中野 上総中野⇔五井 五井⇔上総牛久 上総牛久⇔五井 五井⇔養老渓谷


〜車両の音〜
・キハ200形走行音

【小湊鉄道線】光風台→上総山田(3分32秒:3.24MB)

恐らくキハ20系列と全く同じ音と思われます。車掌ブザーの音が渋いですね。



〜映像〜
キハ200ドア開閉(youtube)

未だに主力として残っているのが奇跡ともいえるキハ200形。動画には映っていませんが、ドアが開いているときにはステップ内の足元灯が点灯するなど、レトロな雰囲気が至る所から醸し出されています。
今後、JR東日本のキハ40を譲受することで少なくとも一部は置き換えられると思われるので、のんびり見れるうちにどうぞ。



〜風景・並び〜
五井牛久〜馬立五井五井五井五井
五井五井飯給飯給飯給飯給
飯給飯給飯給飯給飯給飯給
飯給飯給飯給飯給飯給五井
五井五井〜村上飯給飯給飯給上総鶴舞
上総鶴舞五井五井五井五井五井
五井五井五井五井五井五井
五井五井五井


〜その他〜
五井五井

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