吉野大峯ケーブル自動車
吉野山の生活圏内の路線バスと、近鉄吉野駅から吉野山内を結ぶロープウェイを運行している事業者。社名は「ケーブル」と銘打っていますが、ケーブルカーの運行は特に行っていません。バス事業においては、1990年代初頭までキャブオーバーバスが運行されていたことで有名でした。「吉野大峯」という名称は吉野から大峯山までの長大な路線をかつて計画していたことが由来となりますが、ロープウェイ開業から程なく起こった世界恐慌により計画そのものが立ち消えとなってしまいました。

このロープウェイ、現存するロープウェイとしては日本最古のもので、1929年の開業となっています。支柱はその当時のままなので、乗車したらちょっと観察してみると歴史を感じることが出来るかもしれません。尚、このロープウェイは吉野山の生活圏内に暮らす人々の足でもあるため、定期乗車券を販売している珍しい路線でもあります(運行時間は短いものの…)。



最終更新:2013/4/24 ページの作成

・3代目ロープウェイ

1966年に登場した3代目のロープウェイで、2両が在籍。近鉄特急とうり二つの塗装を採用していますが、特に近鉄との資本関係等がこのロープウェイにあるわけではありません。「かえで」「さくら」の愛称がそれぞれ設けられています。

車内が階段状になっているのが特徴。これは、建設当時搬器を吊り下げる装置の技術の開発が未熟だった頃の名残のようです。

1「かえで」
吉野山吉野山吉野山 千本口千本口-吉野山
2「さくら」
千本口-吉野山 千本口-吉野山 千本口-吉野山


〜Others〜
ドア車内「かえで」表示

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