小樽市総合博物館
小樽市総合博物館は、小樽にいくつか存在していた博物館を統合して営業している北海道の歴史、自然、交通、科学に関する博物館。一番人気となるのはやはり、鉄道保存を主体としている本館でしょうか。屋外展示の車両の中には大分くたびれてきている車両もあるようですが、有志によって補修も行われているようです。

この鉄道車両屋外展示ゾーンで運行されている人気者が「アイアンホース号」。1993年にアメリカのテーマパークから購入した1909年製のSLで、静態保存されている車両を横目に園内を走り回る人気者です。



最終更新:2014/10/23 ページの作成





屋外展示ゾーンの片隅に存在するホームと小さな客車。これが「アイアンホース号」用の客車。運行されていない時もホームに留置されています。

客車は緑の一般タイプが1両、赤のオープンタイプが2両となっています。どことなくウェスタンな雰囲気に見えます。アイアンホース号がアメリカ製だからイメージを合わせたのかな?

※追記2014/10/31 調べてみた所、アメリカのテーマパークで実際に使われていたものだそうです。
肝心のアイアンホース号は運行されない間は扇状機関庫の中に入庫しており、出番が来ると転車台に出てきて人力で方向転換を行います。運行もさながら、この転車台を動く様子も一大イベント。

訪問時は偶々空いていましたが、夏休みなどのシーズンは子供に囲まれてしまいそうですね。

ゆっくり回る間に機関車を前から後ろから、観察。

日本の機関車とは異なり、構面にはライトの類は設置されていないようです。なんだかすっきりしていますね。

そして、転車台を抜けると客車と連結するために、本格的に動き出します。この写真を撮った直後、とんでもない量の水滴を浴びてしまいました。撮影の際は要注意。

ちなみに、客車に特に車両番号は設置されていないようです。

客車と連結、スタンバイが完了したアイアンホース号。やはり、日本のSLとは異なった趣がありますね。

ちなみに、アイアンホース号の側面には何故かコカコーラのロゴが付いています。株でも持ってるのかな?

園内の短い距離を往復するだけなのが勿体無いくらいのカッコよさ。後ろの客車も思いのほか雰囲気に合っていて、とても絵になります。SLにはそこまで興味があるわけではないのですが、これはカッコいいね。

訪問時は他の車両の撮影を優先して乗車はしなかったのですが、今こうやって写真を見返してみると乗っても良かったかもしれないなぁ…と思えてきます。またいつか、行かなくっちゃ。



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