三笠鉄道村
小樽市総合博物館と並び、北海道を代表する鉄道保存施設として有名な三笠鉄道村。1882年に北海道で最初の鉄道として開業した(現在は廃止)幌内線を記念する施設として開館しました。地上展示と博物館が併設される三笠鉄道記念館と、旧三笠駅周辺を公園として整備したクロフォード公園の2施設があります(両者は徒歩で20〜30分くらい離れています)。

そのうち、三笠鉄道記念館では、SLの動態保存が行われています。このページではそれを取り扱います。個々の国鉄保存車は国鉄のページから形式別にどうぞ。



最終更新:2014/10/31 ページの作成





三笠鉄道記念館の入り口入ってすぐのところからSLが発着しています。総延長距離400mくらいの間をひっきりなしに行ったり来たりするこの機関車。日本で最も遅くまで現役で使用されていた(勿論、保存としての運行を除いて)SLなんだそうです。

機関車単体で。S-304という聞きなれない番号ですが、これも国鉄や私鉄の機関車ではないが故。まさか工場専用の機関車がこのように観光施設の目玉として走る事になるとは、当時は思わなかったことでしょう。

SLに連結されている客車は2両。車両番号は付いていませんが、貨車の改造品。

もう1両がこちら。見た目は変わりません。種車はトラ49456とトラ53095だそうです。

後から見ると屋根が付いているだけで貨車の面影が分かりやすいかも。左にちょっと見えてるのは三笠トロッコ鉄道の幌内号。

前から見ると窓が付いています。なんか、味がある見た目ですね。

ド逆光ですが、こちらが機関車の車両番号他いろいろ。製造は日本車両。上のロゴは鐡源コークスのロゴマークでしょうか。

スクーコは房暖。…もちろん、実際は右から読むわけですが。現役当時からこういう表示がされていたのかな?

反対側の側面にはでかでかと「テツゲン」の文字。どうなんでしょう、SL好きの人としては、この表示があるのを貴重と見るか、こんな文字いらない!消した方が渋い!と見るか。
自分は、特別SLが好きというわけではないのでどちらでもいいです。

SLは客車運行が無い間も只管400mの専用線を行ったり来たりしています。汽笛も頻繁、煙も充満。

保存車を見てると横を突然SLが通って行き、辺りが煙たくなる…という事がよくあります。服は汚れても差し支えないものを着て行った方がいいかもしれませんね。

専用線の終端にて。ここから先の線路はトロッコ鉄道用のものなので、SLはここで折り返します。こんな感じで、客車の運行が無い時間帯も只管SLが走り回っているので、見るだけでも十分楽しめます。




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